SBI証券の「日計り信用」と「HYPER空売り」についての解説

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SBI証券の一般信用取引では、デイトレードに特化した二つのサービスがあります↓

  1. 返済期限を「新規建日の当日(1日)」とする「日計り信用」
  2. 「日計り信用」において、通常では空売りできない銘柄について取引機会を提供する「HYPER空売り」

SBI証券で信用取引口座を開設しているユーザーは、この特殊な信用取引サービスを利用することが可能です。

SBI証券の「日計り信用」の解説

「日計り信用」は、信用取引の買建取引と売建取引の返済期限を「新規建日の当日(1日)」に限定したものです。

日計り信用は「返済期限が当日に限定されている」というデメリットがありますが、取引手数料が無料というメリットがあります。

また、100万円以上の建玉を建てると、買いの金利や空売りの貸株料が無料というメリットもあります※

(※2021年7月12日追記 : 2021年7月19日から50万円以上の建玉を建てると、買いの金利や空売りの貸株料が無料になります。)new!

建玉が100万円未満だった場合、買方金利と貸株料は、どちらも年率1.80%です。

なお、日計り信用取引において、新規建を行った当日の大引けまでに建玉が決済されなかった場合、原則としてSBI証券社の任意で翌営業日の寄付(よりつき)で、当該建玉が強制返済されます。

強制決済で返済注文が約定した場合は、コールセンター手数料がかかり、コスト的に割高になるので、建玉の安易な持ち越しは避けた方が無難です。

▼「HYPER空売り」の解説

SBI証券の「HYPER空売り」は、日計り信用の中で、通常は空売りができない人気銘柄を空売りできるサービスです。

人気銘柄を空売りできるというメリットがある代わりに、貸株料とは別にHYPER料という手数料が必要になるというデメリットがあります。

1約定あたり100万円未満の場合、トータルコストは下記のようになっています。

トータルコスト
SBI証券のHYPER空売り 年率1.8%の貸株料HYPER料(1株あたりX円 ※銘柄によって異なる)

ちなみに、1約定あたり100万以上の場合は、かかるコストはHYPER料だけになります。ただし、どちらにしてもデイトレードで取引を終わらせておく必要があります。

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