貸借取引貸株料とは (株式用語解説 信用取引用語)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

貸借取引貸株料 [読み:たいしゃくとりひき かしかぶりょう]

祐作:先輩、貸借取引貸株料ってなんですか?

兜:ふむ、貸借取引貸株料とは、証券金融会社が証券会社を通じて、信用取引売り方から徴収するお金のことだな。貸借取引貸株料は、証券金融会社が徴収する貸株料(年率0.4%)に、0.75%を上乗せして、年率1.15%とする証券会社が多いな。

祐作:なんで貸借取引貸株料なんてものがあるんでしょうか?

兜:バブル崩壊以降、2000年初頭まで空売りで儲けようとするトレーダーが世の中に多くいた。これに危機感を覚えた政府が2002年に、「貸借取引貸株料」を創設したんだ。空売り規制の一種だな。世の中、空売り派だらけになったら、日経平均株価が下がりに下がってどうしようもなくなると政府は思ったんだな。

祐作:ということは、2003年以降は日経平均株価も回復したんですから、いらない制度じゃないですか?

兜:いらないと思うな。売り方は逆日歩だけでも大変なのに、それとは別に貸借取引貸株料を徴収されるんだから、売り方には厳しい世の中だよ。ちなみに、貸借取引貸株料は「貸株料」や「信用取引貸株料」と呼ぶこともあるから覚えておくといいさ。

▼関連記事

信用取引 手数料比較表

一日定額制 「信用取引 手数料比較表」

信用取引の金利比較表 (制度信用取引版)

信用取引の金利の安さランキング (一般信用取引版)

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする