SBI証券がSBBO-Xサービスの利用条件を緩和

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

SBI証券の国内株式の現物株取引には「SBBO-X」というサービスがあります。

「SBBO-X」を使うと、通常の証券取引所(東証など)・立会外市場・私設取引所の三つの中から、一番安い株価で現物株を買うことが可能になります。

既存のサービスの中で似たような仕組みとしては、SBI証券SOR注文というサービスがあります。

SBI証券のユーザーがSOR注文を使うと、東証と私設取引所(ジャパンネクストPTS)で提示されている気配値を監視し、原則、安い方の値段で株の注文が成立します。

SOR注文は通常の証券取引所と私設取引所の二つの中から安い株価を選んでくれるサービスですが、「SBBO-X」ではこれに立会外市場が加わるので、より安い値段で株が買える可能性が高まるわけです。

また、SBBO-Xで株式の注文が約定すると、通常の取引所で約定した場合と比べて、株式手数料が約10%値引きになります。これもSBBO-Xのメリットです。

さて、今まで「SBBO-X」は預り資産残高1千万円以上の顧客しか利用できませんでした。しかし、2019年5月利用分からは「20歳以上かつ国内現物株式の取引経験が1年以上」という条件を満たすだけで「SBBO-X」が利用可能となります。

以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

SBBO-Xご利用条件変更について

2019年4月末判定より、SBBO-X(国内現物株式ダークプールサービス)の利用条件を変更いたします。

これまで、一定の預かり資産以上の方に限定してご利用いただいておりましたが、お預かり資産の額にかかわらず、一定の国内現物株式の投資経験があればご利用いただけるようになります。

これを機会に、是非「SBBO-X」をご利用いただき、価格改善を実感してみてください。

現在のご利用条件 月末時点の預り資産が1,000万円以上のお客さま、または、月末時点の預り資産が500万円以上で月末を含む月内に現物株式の取引が1回以上あるお客さま。

変更後のご利用条件

(2019年4月末判定~)

■個人のお客さま
20歳以上かつ国内現物株式の取引経験が1年以上

■法人のお客さま
国内現物株式の取引経験が1年以上

↓こちらも、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~

SBBO-X(SBI Best Bid Offer -Cross)

より有利な約定機会の提供と
一部の大口のお客さまの国内株式現物取引手数料の無料化を実現

「SBBO-X」(SBI Best Bid Offer)とは、国内株式現物取引における「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」で発注された当社のお客さまの注文と、機関投資家の注文について、SBIプライム証券の提供するシステムによりマッチングを行い、取引所の立会外市場(ToSTNeT)で約定させる取引(いわゆる「ダークプール」)です。

※「SBBO-X」をご利用いただくためには、一定の条件を満たしていただく必要があります。

※SBBO-X判定を行う前に、金融商品取引所立会市場とPTS市場の気配を比較して、PTS市場が有利な場合は、PTS市場に発注します。金融商品取引所立会市場の気配がPTS市場より有利、もしくは同等な価格の場合は全数量を、または、PTS市場に一部のみ発注する場合は残数量をSBBO-X判定します。

▼SBBO-X サービスのイメージ

※「SBBO-X」のサービス内容につきましては、SBIプライム証券株式会社のWEBサイトもご確認ください。(www.sbiprime.com)

SBBO-Xをご利用されるお客さまのSOR注文として発注された国内株式現物取引の注文は、SBIプライム証券株式会社が提供するマッチングシステムにてマーケットメイクを行う機関投資家の注文とマッチングするか判定を行います。

取引所の最良気配値より有利または同値でマッチングできる場合のみ、その数量をToSTNeT(東京証券取引所立会外取引)で執行します。

マッチングしなかった場合または注文の一部のみマッチングした場合、残数量は通常のSOR注文の流れとなります。

■ポイント1 取引所の最良気配より有利な値段で取引できるチャンス!

SBBO-Xの呼値は、取引所の呼値の概ね10分の1となっているため、取引所よりも有利な値段で約定する可能性が高まります。

※マッチングシステムでSBBO-X判定を行う時間帯は「8:58:00~11:29:59」および「12:28:00~14:59:59」(前場寄付値段、後場寄付値段決定までは除く)となります。ご注文の時間が上記以外の場合、証券取引所(当社優先市場)へ発注されます。

■ポイント2 手数料は取引所取引よりも約10%安い!

取引所またはPTSと同じ約定価格ならSBBO-Xで取引した方が手数料の分だけ利幅が大きくなり、投資効率が向上します。

当社手数料比較

※1注文の約定代金 取引所取引手数料
(スタンダードプラン)
PTS取引手数料
(スタンダードプランの約5%引き)
SBBO-X取引手数料※
(スタンダードプランの約10%引き)
~5万円 50円(税込54円) 47円(税込50円) 44円(税込47円)
~10万円 90円(税込97円) 86円(税込92円) 81円(税込87円)
~20万円 105円(税込113円) 100円(税込108円) 95円(税込102円)
~50万円 250円(税込270円) 238円(税込257円) 226円(税込244円)
~100万円 487円(税込525円) 462円(税込498円) 438円(税込473円)
~150万円 582円(税込628円) 553円(税込597円) 525円(税込567円)
~3,000万円 921円(税込994円) 876円(税込946円) 832円(税込898円)
3,000万円超 973円(税込1,050円) 924円(税込997円) 877円(税込947円)

※スタンダードプランをご利用のお客さまは、注文数量の全部または一部が「SBBO-X」で約定した場合、当該注文については、取引所立会市場またはPTSで約定した金額も含む全約定金額に対して「SBBO-X」現物手数料が適用されます

※ アクティブプランをご利用のお客さまは、最良執行方針に基づきSBBO-XによるマッチングによりToSTNeT市場(東京証券取引所立会外取引)またはPTSで約定が成立した場合であっても、適用される手数料は、アクティブプランの手数料となります。

※表のSBBO-X手数料は、「BRONZE(ブロンズ)」ランクの手数料を記載

■ポイント3 一部大口のお客さまのSBBO-X手数料は無料!

SBBO-Xの利用対象のお客さまの国内現物株式の売買代金等に応じて、毎月4つのランクに応じたSBBO-X取引手数料を適用させていただきます。最上位ランクのプラチナとなったお客さまのSBBO-X取引手数料は無料とさせていただきます。

〔SBBO-X〕ランク別取引手数料(税抜)

※1注文の約定代金 PLATINUM
(プラチナ)
GOLD
(ゴールド)
SILVER
(シルバー)
BRONZE
(ブロンズ)
~5万円 0 円(無料) 24円 39円 44円
~10万円 45円 72円 81円
~20万円 53円 84円 95円
~50万円 126円 199円 226円
~100万円 244円 388円 438円
~150万円 293円 464円 525円
~3,000万円 464円 735円 832円
3,000万円超 489円 776円 877円

※ランクは前月の現物売買代金の額に応じて、当月の11営業日目から翌月10営業日目まで適用されます。

■さらに 1注文が分割して約定した場合はSBBO-Xの手数料が適用でお得!

(例)SBBO-X(BRONZEランク)のお客さまが、ある銘柄を1,000円の指値で1,000株の買い注文をして、分割約定した場合

東証のみで約定した場合

約定代金:1,000円×1,000株=1,000,000円
手数料:487円

分割約定(SBBO-X+東証)の場合

約定代金:(999.5円×500株)+(1,000円×500株)=999,750円
手数料:438円(一部がSBBO-X取引で約定した場合でもSBBO-X手数料を適用)

合計 299円(売買代金:250円 手数料:49円(税抜))の価格改善!

~~以上、SBI証券のウェブサイトからの抜粋~~

▼関連記事

SBI証券のメリットとは?

SBI証券、アクティブプランの株式手数料を改定。約定10万円以下の手数料を無料化

SBI証券には国内株式銘柄分析ツール「分析の匠」がある

SBI証券と住信SBIネット銀行における「外貨入出金サービス」の解説

SBI証券、「OCO注文」「IFD注文」「IFDOCO注文」をリリース

「SBI証券 株アプリ」を使った感想【レビュー】

SBI証券、投信積立に毎日積立や毎週積立コースなどを追加 【2017年10月中旬より】

SBI証券のテーマ投資サービス「テーマキラー!」に5万円コースが導入

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする