SOR注文とは 【株式用語解説】

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  • SOR注文 (スマート・オーダー・ルーティング注文)の解説

SBI証券では、現物株取引においてSOR注文が使えます。

「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」とは、複数市場から最良の市場を選択して注文を執行する形態の注文です。

SBI証券のユーザーがSOR注文を使うと、東証私設取引市場(ジャパンネクストPTS)で提示されている気配値を監視し、原則、最良気配値を提示する市場へ自動的に注文が発注されます。

SBIグループにSBIジャパンネクスト証券という会社があるのですが、この会社がジャパンネクストPTSという私設取引市場を運営しています。

▼SOR注文のメリット

  1. 例えば、東証の取引時間中に、SOR注文に対応した約2180銘柄(2016年12月15日時点)の中から、買いたい株を選んで現物取引の買いの注文を出すと、自動的に東証の気配値が安いか、ジャパンネクストPTSの気配値が安いか判定して、安い方を選んでくれます。通常の注文よりSOR注文の方が株を安く買える可能性が高いのです。
  2. 約定の可能性が上がる・・・例えば買いたい株があって東証に売り注文が出ていないときがあるとします。そんなときにジャパンネクストPTSに売り注文が出ていればSOR注文で約定する可能性が出てきます。
  3. SBI証券で「スタンダードプラン」という手数料体系を選んでいるユーザーは、SOR注文を行ってジャパンネクストPTSで約定すると、株式売買手数料が安くなります

ちなみに、下記リンク先の動画は「SOR注文の解説動画」ですが、判りやすい内容となっています。

SOR注文の解説動画

以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~

SOR注文について

 ~~前略~~

SOR(スマート・オーダー・ルーティング)とは

「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」とは、複数市場から最良の市場を選択して注文を執行する形態の注文です。

当社では、証券取引所(当社優先市場)と「ジャパンネクストPTS」の第1市場(J-Market)および第2市場(X-Market)で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良価格を提示する市場を判定して、自動的に注文を執行します。

注文を行う際、事前に各市場の価格を見比べることなく、自動で最も良い条件の市場へ注文が行える(※)ようになります。

(※) SOR判定は、「価格」だけではなく、「約定可能性」についても考慮しますので、必ずしも「価格」が有利な市場に発注されるわけではございません。また、一部例外もございますので、こちらのお取引ご注意事項 をご確認ください。

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   ~~~中略~~~

サービス概要

取引種類 現物取引
対象銘柄 当社が指定するSOR対象銘柄 約1,940銘柄(2016/7/13現在)
発注方式

成行/指値

※執行条件付注文、逆指値注文はご利用いただけません。

対象市場 当社優先市場および「ジャパンネクストPTS」の第1市場(J-Market)および第2市場(X-Market)
対象時間

「8:58:00~11:29:59」および「12:28:00~14:59:59」

(前場寄付値段、後場寄付値段決定までは除く)

※ご注文の時間が上記以外の場合、証券取引所(当社優先市場)へ発注されます。

手数料

約定した市場に応じた手数料を適用

国内株式委託手数料についてはこちら

チャネル・ツール インターネット(HYPER SBIを含む)、モバイル端末 、コールセンター、対面

~~~以上、SBI証券のウェブサイトからの抜粋~~~

なお、昔はauカブコム証券(旧カブドットコム証券)にも私設取引システムがあったので、そこでSOR注文を利用することが可能でした。しかし、2011年10月にカブドットコムは私設取引市場のサービスの運営を終了したため、終了にともないSOR注文が使えなくなっています。

現在、日本国内でSOR注文が使える証券会社はSBI証券だけです。

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※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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