下記の証券会社には、株取引用のトレーディングツールがあります。Windowsのパソコンにインストールするタイプのトレーディングソフトです。
上記の証券会社のトレーディングツールには、「フル板」という機能があります。
個人投資家に配信されている板情報(気配値)は通常上下10本ですが、フル板サービスを使うことで、10本を超える全ての板情報を見ることが可能になっています。この全ての板情報のことを「フル板」と呼びます。
上記の証券会社の中で、無条件でフル板を閲覧できるのは、楽天証券とSBIネオトレード証券です。
楽天証券は証券取引口座を開設するだけで、トレーディングツールであるマーケットスピード2も、フル板サービスも、両方とも最初から無料ですし、常に無料で使えます。
SBIネオトレード証券も、証券取引口座を開設するだけで、トレーディングツールであるNEOTRADE Rも、フル板サービスも、2021年1月から両方とも常に無料で使えるようになっています。
他の証券会社で、フル板を無料で使用するには、下記の条件が必要です。
▼フル板の無料利用条件の比較表
会社名 | トレーディングツールの無料利用条件 | フル板の無料利用条件 |
楽天証券 |
条件なしで利用可能。
パソコン用のトレーディングツールであるマーケットスピードは初代も2も利用料金が常に無料になっている |
条件なしで利用可能。
マーケットスピード2の「フル板サービス」は利用料金が常に無料。 |
SBIネオトレード証券 | パソコン用のトレーディングツール「NEOTRADE R (ダウンロード版トレードツール)」は条件なしで利用料金が誰でも無料 | |
DMM 株 | 条件を満たすと、パソコン用のトレーディングツール「DMM株 PRO+」にて「東証FLEX Full 板情報」を閲覧可能 |
「DMM株 PRO+」自体は利用料が無料。 新規口座開設後、最大2ヶ月間は「東証FLEX Full 板情報」を無料で利用可能。
▼上記期間経過後の「東証FLEX Full 板情報」の利用条件 信用取引口座開設済の場合⇒無料で利用可能 信用取引口座未開設の場合⇒現物取引の売買約定日翌日から翌月末まで無料で利用可能 |
SBI証券 |
パソコン用のトレーディングツール「HYPER SBI」の無料利用条件を満たしている人は、フル板情報ツール(BRiSK for SBI証券)が利用できる。 |
無料利用条件については下記リンク先の記事をご覧ください。 |
SMBC日興証券 | 条件を満たすと、フル板情報ツール(BRiSK for SMBC日興証券)が利用できる。 |
「BRiSK for SMBC日興証券」を無料で利用するためには、下記の条件を満たす必要がある。
なお、ダイレクトコースのステージがシルバー以上の人も「BRiSK for SMBC日興証券」を無料で利用可能。 |
というわけで、今のところ無条件で、「トレーディングツール本体も、フル板サービスも両方とも無料」な証券会社は楽天証券とSBIネオトレード証券です。
楽天証券やSBIネオトレード証券の口座を開設をして、フル板の情報を見ながら、他の証券会社で取引をしている個人投資家もいるはずです。
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