「BRiSK for SBI証券」が劇的に進化。東証全銘柄のフル板情報を表示銘柄数に制限なく一度に閲覧可能

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

SBI証券には全ての気配値情報(板情報)が閲覧できる「BRiSK for SBI証券」というサービスがあります。

全ての気配値が閲覧できるサービスは、他のネット証券会社では一般的に「フル板」サービスと呼ばれています。

個人投資家に配信されている板情報(気配値)は通常上下10本ですが、フル板サービスを使うことで、10本を超える全ての板情報を見ることが可能になっています。この全ての板情報のことを「フル板」と呼びます。

下記の画像は、私がSBI証券のパソコン向けのウェブサイトにログインして、「BRiSK for SBI証券」の画面を表示させたものです。ソフトバンクグループのフル板の株価を表示しています。

「BRiSK for SBI証券」ですが、ブラウザ上で動くフル板としてはかなり軽快な挙動となっています。

↑このように一銘柄のフル板を表示させるのは、SBI証券に以前から存在する全板というサービスでも可能でした。

ここからが本題なのですが、「BRiSK for SBI証券」は2021年5月21日に機能改善が行われ、東証全銘柄のフル板情報を表示銘柄数に制限なく一度に閲覧が可能になりました。

一画面で複数の銘柄のフル板を同時に表示できるようになったのですが、以下の画像がそれです。

「BRiSK for SBI証券」は元から挙動が軽快なサービスでしたが、フル板を複数銘柄表示しても動きが非常に軽いです。

ブラウザ上で動くサービスなのにここまで動きが軽いのは賞賛に値します。2000年代にはブラウザでここまで快適に動く株価表示ソフトはなかったように思います。当時は快適な株価閲覧ソフトというと、だいたいパソコンにインストールするタイプのソフトでした。

「BRiSK for SBI証券」は動作が軽いのでこれで株の発注をしたくなりますが、今のところは株の売買機能はありません。

短期トレーダーの方は、「BRiSK for SBI証券」を閲覧しながら、SBI証券の別のソフトであるHYPER SBIで発注するのが一般的な流れになります。

また、「BRiSK for SBI証券」を閲覧しながら、楽天証券など他のネット証券で株の売買を行う個人投資家も現れると予想します。

ちなみに、SBI証券では、一定の条件を満たすと「BRiSK for SBI証券」を無料で利用可能となっています。基本的にHYPER SBIの無料利用条件を満たしている人は、「BRiSK for SBI証券」も無料で利用可能です。

なので、信用取引口座か日経225先物取引口座を開設すれば、「BRiSK for SBI証券」を無料で利用が可能です。

単純に現物株取引の口座だけを開設した場合は残念なことに1ヶ月しか「BRiSK for SBI証券」を無料で利用できません。「BRiSK for SBI証券」を無料で利用するために信用取引口座を開設する人が今後増えそうです。

なお、「BRiSK for SBI証券」ですが、他にも無料利用条件はあります。詳細については、下記のSBI証券の発表文をご覧ください。「HYPER SBI」や「全板サービス」の無料利用条件を満たす人は、「BRiSK for SBI証券」も無料で利用可能です。

以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~

全板サービスの特徴

メインサイトとHYPER SBIで、全ての気配値情報や、どの価格帯に注文株数が多いのか等を簡単に確認することができます。

HYPER SBIの全板画面では、刻々と変化する板情報を見ながら最短ワンクリックで発注することも可能です。

■無料ご利用条件 HYPER SBIの無料ご利用条件と同じ条件になりました

HYPER SBI、全板サービスは、お取引状況や口座状況により 無料 でご利用いただくことができます。

▼HYPER SBI/全板サービスの購入方法・無料利用条件

<無料ご利用条件 1> 新規にSBI証券の総合口座を開設されたお客さま必見!

無料条件 新規にSBI証券の総合口座を開設
無料期間 口座開設日の翌営業日(7:00頃)*から、1ヶ月間、無料でご利用いただけます。

<無料ご利用条件 2> 現物取引のみのお客さま必見!

無料条件
  • 前営業日(約定日ベース)に国内株式(PTS取引(SBI PTS)、単元未満株含む)の約定が合計1回以上あること。
  • 約定日当日17時時点で、円貨建取引の「信書(取引報告書・取引残高報告書)、運用報告書等」の電子交付サービス(注1)をご選択、ご利用されていること。
無料期間 翌営業日(7:00頃)*から起算して36日間、無料でご利用いただけます。

<無料ご利用条件 3> 信用取引もしくは先物・オプション取引をされるお客さま必見!

無料条件 「信用取引口座」もしくは「先物・オプション取引口座」を開設
無料期間 対象取引口座開設完了日(注2)の最短当日(7:00頃)*から(口座開設が完了した時間によっては、翌々営業日(7:00頃)*となる場合もございます)原則無期限(注3)、無料でご利用いただけます。

<無料ご利用条件 4> 各商品のお預り残高合計額が高額のお客さま必見!

無料条件

前月末最終営業日時点で以下商品のお預り残高合計額が1億円以上あること(注4)。

  • 国内株式(貸株残高及び信用建玉を除く)
  • カバードワラント
  • 国内投資信託
  • 個人向け国債、利付国債
  • MRF・MMF・中国F
  • SBIハイブリッド預金残高
  • 現金(FX取引の保証金、先物・オプション取引の証拠金を除く)
無料期間 当月3営業日目~翌月9日まで無料でご利用いただけます。

 ~~中略~~

■全板サービスのご購入

全板サービスを購入してご利用いただくこともできます。

ご購入に際しては、当社証券総合口座の預り金残高、または住信SBIネット銀行のハイブリッド預金残高から決済いただくことができます。

全板サービスのご購入

ご利用期間 1ヶ月 料金

300円

(税込324円)

購入する

~~以上、SBI証券のウェブサイトからの抜粋~~

なお、推奨環境ではなく完全に対応しているわけではないのですが、iPadのsafariという標準ブラウザで「BRiSK for SBI証券」を使ってフル板の株価を表示させることができました。

以下の画像は私のiPadで、「BRiSK for SBI証券」の画面を取り込んだものです。

外出先でiPadを使ってフル板の気配値を見ながら、スマホで株を取引する人も出てきそうです。

なお、SBI証券のアカウント一つを複数の端末で使い回して、同時に複数の端末で「BRiSK for SBI証券」を起動することは不可能な仕様になっています。

▼関連記事

フル板を無料で使える証券会社 (条件比較あり)

SBIネオトレード証券が、フル板の利用料を無料化

記事下

▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

※上記の証券会社3社は、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。

※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする