マネックス証券が
2013年6月3日から信用取引のルールを一部改定すると発表しました。
2013年6月3日から、「建玉の返済によって発生した確定利益を、約定時点で委託保証金の額に算入可能」となります。
5月31日までは、建玉を決済して利益が出ても、その決済をした日は、確定利益が委託保証金に反映されません。
しかし、6月3日以降は、建玉を決済して利益が出たとき、決済をした時点で、確定利益が委託保証金に反映されます。
よって、利益が出ている状態で建玉を決済すると、確定利益の分も信用余力が増えるようになります(次の信用取引に使える金額が増えます)。 今までに比べて、信用取引のデイトレードの資金効率がアップします。
以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。
信用取引ルール変更のお知らせ
~返済後の確定利益がすぐに次の信用取引で利用可能に~
2013年1月1日の「金融商品取引法第161条の2に規定する取引およびその保証金に関する内閣府令の一部改正および取引所規則の改正」により、信用取引の委託保証金の計算方法等の見直しが行われました。
→ 信用取引の制度変更に1月から対応~資金効率が向上します(2012年12月21日最新情報)
マネックス証券では、この制度変更の開始に合わせ、2013年1月4日より同じ保証金を使って一日に何度でも売買できるようになりましたが、このたび「建玉の返済による確定利益を約定時点で保証金の額に算入可能とする対応」を2013年5月31日(金)の大引け後に(6月3日取引分から)行います。
■返済後の建玉の確定利益がすぐに次の信用取引に利用可能になります
現行
↓
変更後
信用取引に関するルールの改定
今回の対応にともない、証券総合取引口座の「信用取引に関するルール」を以下のとおり、2013年6月1日に改定いたしますので、内容をご確認くださいますようお願い申し上げます。
改定前 改定後■ 信用取引に関するルール
3. 保証金・保証金代用証券(1)保証金
4 保証金維持率(省略)
保証金維持率=(保証金現金合計+保証金代用証券[掛目を考慮した現金換算]合計-建玉評価損-決済損金-未払費用(諸経費)-立替金(*))÷未決済建玉代金合計×100
*「立替金」とは、信用決済損金等の受渡日当日における「未入金額(不足金額)」です。
(省略)
■ 信用取引に関するルール
3. 保証金・保証金代用証券(1)保証金
4 保証金維持率(省略)
保証金維持率=(保証金現金合計+保証金代用証券[掛目を考慮した現金換算]合計-建玉評価損-決済損金+決済益金-未払費用(諸経費)-立替金(*))÷未決済建玉代金合計×100
*「立替金」とは、信用決済損金等の受渡日当日における「未入金額(不足金額)」です。
(省略)
なお、今回の取引ルールの改定においては上記の変更に加え、以下の新しい項目の追加を併せて行います。
・単元株変更が伴う整数倍以外の株式分割の場合の取扱いについて
・新株予約権の割当があった場合の取扱いについて変更後の信用取引に関するルールについては以下をご参照ください。
信用取引に関するルール(2013年6月1日以降) (PDF:272KB)
今後の制度変更対応について
マネックス証券では今回の制度変更に関連し、今後さらにお客さまの信用取引の利便性を向上するため、以下の対応を予定しております。詳細が決まりましたら今後、ウェブサイト上でご案内する予定です。
・ 信用建玉の反対売買による追証解消手段の追加対応
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