委託保証金とは (信用取引に関する株式用語解説)

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  • 委託保証金 [読み:いたくほしょうきん]
  • [英語名Consignment guarantee money, Margin requirement]

祐作:先輩、委託保証金ってなんですか?

兜:ふむ、委託保証金とは信用取引をする際に証券会社へ差し入れる担保のことだな。

祐作:担保ですか。

兜:うん、そもそも信用取引というのは「現金や株券を証券会社に担保にいれると証券会社がお金や株券を貸してくれるので、現金以上の売買ができますよ」っていう仕組みだ。

証券会社もなにも持っていない客にお金を貸してくれるほど甘くないからね。証券会社は、顧客の現金や株券を「委託保証金」というカテゴリーにまとめて監理するわけだ。

祐作:なるほど。 現金以外に担保として使えるものはありますか?

兜:現金の代わりに委託保証金として使うことが出来るものを代用有価証券というんだけど、信用取引の担保として使える有価証券は株券以外には「国債、投資信託ETFREIT」などがあるな。

代用有価証券は証券会社ごとに70%とか80%とか掛け目が決められている。100万円の株券でも掛け目が80%なら委託保証金としては80万円の価値しかないから、そのあたり証券会社のウェブサイトでよく確認しておくように。

祐作:そうなんですか。

兜:そこは気を付けておかないと駄目だよ。

信用取引は、証券会社がそれぞれ最低保証金率を定めているけど、それを割り込んだら追加でお金を納めないといけなくなる。いわゆる追証(おいしょう)というやつだ。

現金から株券へシフトすると担保の価値が下がって、追証のリスクが高くなるんだから注意しないとね。
また、最低保証金率は、証券会社によってまちまちだけど20%か30%のところが多い。25%を割ることがないように、自分の口座で委託保証金維持率を毎日でも確認した方がいいよ。

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