マネックス証券の一般信用取引の売建の解説【貸株料引き下げ】

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2019年3月から、マネックス証券の一般信用取引サービスにおいて、売建取引(無期限)の注文方法が追加されました。これにより、一般信用取引で空売りが可能になっています。

売建取引(無期限)の取引手数料は、通常の制度信用取引の手数料と同じです。

一般信用取引における売建取引(無期限)のサービス内容は、下記の表のようになっています。

▼マネックス証券における売建取引(無期限)のサービスの詳細

一般信用取引
区分
買建
売建
返済期限
無期限
取扱銘柄

原則、上場初日から取引可能

(売建取引はマネックス証券の選定後となります)

信用金利(年率)
3.47%
貸株料(年率)

1.10%
new!

品貸料(逆日歩)
対象外
手数料
各取引コースに応じて異なる

建玉上限(総額)

原則、当初10億円

なお、マネックス証券は一般信用取引の売建の際にかかる貸株料を、2019年8月9日約定分から年率1.10%に引き下げします。new!

貸株料の引き下げについて詳細を知りたい方は、下記リンク先のマネックス証券の発表文を読んでください。

▼一般信用取引における売建取引(無期限)のメリット

マネックス証券の一般信用取引における売建取引(無期限)の主な用途ですが、クロス取引を利用した「株主優待のタダ取り」です。

クロス取引を利用した「株主優待のタダ取り」のやり方を詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事をクリックしてください。

 「配当・株主優待の権利取り最終日」についての解説

昔からある制度信用取引空売りをすると逆日歩が発生したときに金銭的なダメージを受けますが、一般信用取引における売建取引(無期限)を使えば逆日歩が発生することはありません。

以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。

~~~

一般信用「売建取引」(無期限)の取扱開始!

配信日:2019年3月12日

マネックス証券の一般信用取引はこれまで買建取引のみ提供しておりましたが、お客様からの多数のご要望にお応えし、2019年3月23日(土)夕方頃(予定)より「売建取引」(無期限)のサービスを開始いたします!

制度信用取引と異なり、返済期限を気にすることなく売建取引が可能となることに加え、逆日歩のコストを気にすることなく「つなぎ売り」にて株主優待の権利獲得が可能となります。

この機会にぜひ、マネックス証券の信用取引をご利用ください!

■一般信用「売建取引」(無期限)とは

一般信用「売建取引」(無期限)とは、制度信用取引とは違い、「返済期限が無期限」の新規売建取引が可能となるサービスです。

 ~~中略~~

特長1 返済期限が「無期限」の売建取引!

制度信用取引の売建取引においては返済期限が6ヶ月と定められておりますが、一般信用「売建取引」(無期限)においては返済期限が定められておりません。

返済期日到来による建玉の強制決済などを気にすることなく、長期的な株価下落局面において収益を狙うことが可能です。

 ※売建の建玉を保有している間、当社事由(在庫不足等)により、翌営業日以降強制返済させていただく場合がありますので、ご注意ください。

 ※上場廃止・株式併合・合併・株式交換・株式移転等があった場合は、当社が定める期日を設定させていただくことがありますので、ご注意ください。

特長2 「逆日歩」のコストが不要!

制度信用取引においてはニュースや決算発表等において売建ニーズが高まった際に、「逆日歩」というコストが別途かかる可能性がありますが、一般信用取引の場合は証券金融会社を利用せず株券を調達いたしますので、「逆日歩」のコストがかかりません!

これにより、追加のコストを気にすることなく長期保有・つなぎ売りが可能となります。

 ※つなぎ売りとは、売建取引を利用し、株主優待を取得しつつ、株価下落に備える手法です。

 ~~中略~~

例えば、以下のような銘柄を逆日歩のコストを気にすることなくお取引いただくことが可能です。

【取扱銘柄一例】

銘柄コード 銘柄名 優待内容
4661 オリエンタルランド 保有株数に応じて、「東京ディズニーランド」、または「東京ディズニーシー」の1デーパスポート
7616 コロワイド 500株以上にて、株主優待ポイント20,000ポイント付与
9201 JAL 保有株数に応じて、株主優待券
9202 ANA 保有株数に応じて、株主優待番号ご案内書
9831 ヤマダ電機 保有株数に応じて、株主優待券

~~以上、マネックス証券のウェブサイトより抜粋~~

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