マネックス証券には上場企業の決算情報を、過去にさかのぼって詳しく調べることができるマネックス銘柄スカウターという分析ツールがあります。このツールはマネックス証券の口座を持っていれば利用料は無料です。
私はマネックス証券の口座を開設していて、実際にマネックス銘柄スカウターを使っていますが、これは企業の業績を分析するツールとして非常に便利なものだと感じています。
マネックス銘柄スカウターでは、四半期ごとの業績を一覧表にして約5年前まで閲覧すること可能なので、上場企業の細かい業績の変遷が分かりやすいのです。
さて、このマネックス銘柄スカウターですが、2019年4月に機能がアップデートされ、「10年スクリーニング」機能が導入されました。
通常提供されている「スクリーニング」機能は直近の通期業績や今期の会社予想などを対象にしたスクリーニングが多くてなっています。
銘柄スカウターで新規搭載された「10年スクリーニング」を使えば「過去10年間の業績」や「直近の四半期業績」を対象にスクリーニングできます。
以下の画像は、私のパソコンで「10年スクリーニング」機能の画面を表示し、取り込んだものです。この機能は、最大で過去10年にわたる上場企業の業績から、データを抽出できるので便利です。
▼まず、マネックス証券の銘柄スカウターを開くと、右上の方に「10年スクリーニング」のタブがあったのでこれをクリックしました。すると、おすすめスクリーニングが出てきたので、最近流行っているテーマである「5G」関連銘柄スキャンを選んでみました。
▼スクリーニングの条件を追加することができるので、「条件を追加する」ボタンをクリックして、営業利益の項目から「連続増益年数」を選んで、新たにスクリーニングをかけてみました。
スクリーニングの結果、抽出された銘柄が一覧で表示されますが、その一覧が下記の画像です。画面の右の方に連続増益年数(営業利益)という項目が表示されているのが分かるかと思います。
こうやって抽出してみると、5G関連銘柄で営業利益が10年連続で増益なのはKDDIの一社のみなんですね。他にも何種類か10年間のデータをスクリーニングできる項目があるので、気になる方は、マネックス証券の口座にログインして使ってみてください。
さて、信用取引で主に短期トレードをやっている方の中には、企業の決算データを見ていない方もいるかもしれません。
ただ、業績が上方修正された銘柄や、下方修正された銘柄はテクニカルに関係なく、業績修正後の数字で株価が大きく動くことがあります。
ですから、短期取引がメインの投資家も気になる上場企業の業績修正の発表はチェックしておいた方がよいわけです。
上場企業のIRページで業績発表を見るのが一番確実ですが、その多くがPDFファイルで配信されており、閲覧にかなり手間がかかるので、マネックス証券の銘柄スカウターで業績データを見るとかなり楽になります。
以下、マネックス証券のウェブサイトから抜粋です。
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銘柄スカウターに「10年スクリーニング」機能を追加
配信日:2019年4月15日
大好評の日本株分析ツール、マネックス銘柄スカウターに「10年スクリーニング」機能を追加しました。通常提供されている「スクリーニング」機能は直近の通期業績や今期の会社予想などを対象にしたスクリーニングばかりです。
銘柄スカウターに搭載した「10年スクリーニング」を活用すれば「過去10年間の業績」や「直近の四半期業績」を対象にスクリーニングできるなど、これまでほとんど提供されてこなかった強力なスクリーニングが実行できます。ご利用はこれまで同様完全に無料です。ぜひ「10年スクリーニング」をご活用ください。
ポイント1 過去10年の業績をスクリーニングできる
「10年スクリーニング」では過去10年間の増収回数や増益回数、過去10年間の平均増収率や平均増益率、過去10年間の平均利益率などこれまでほとんど提供されてこなかった過去10年間の業績を対象にしたスクリーニングが実施できます。ぜひ長期的な成長銘柄を発見し、投資成果につなげていただければと思います。
ポイント2 直近の四半期業績をスクリーニング
「10年スクリーニング」では直近の四半期業績もスクリーニングできます。例えば前年同期比の増収率や増収転換した銘柄、黒字転換した銘柄、業績予想に対する進捗率などを検索可能です。ぜひ業績に勢いのある銘柄を発見してください。
ポイント3 アナリスト予想をスクリーニング
「10年スクリーニング」ではアナリスト予想もスクリーニングできます。会社予想との乖離率の大きさや直近でアナリストが上方修正した変化率が大きい銘柄などを検索可能です。ぜひマーケットのプロたちの予想を投資に活かしてください。
ポイント4 業績や株価指標と「キーワード」の複合検索が可能
「10年スクリーニング」では業績や株価指標と「キーワード」をミックスしてスクリーニングすることが可能です。例えば以下の図のように「過去10年間の平均売上高成長率が10%以上」という条件と「ホテル」というキーワードをミックスさせることで、「高成長中でホテルに関連したビジネスを行っている銘柄」を抽出することができます。
ポイント5 マネックス証券アナリスト陣のおすすめ条件を利用
「10年スクリーニング」ではマネックス証券のアナリスト陣の「おすすめスクリーニング」をご用意しています。シニア・マーケットアナリストの金山敏之やマーケット・アナリストの益嶋裕などがマーケット状況に応じたおすすめ条件をご提案しますので参考になさってください。
おすすめスクリーニングの例
▼マネックス銘柄スカウター進化の歴史
マネックス銘柄スカウターはお客様からいただいたご意見を積極的に取り入れながら、以下のように進化してまいりました。マネックス銘柄スカウターは個人投資家の皆様のお役に立てるよう今後も継続的に進化してまいりますので、ぜひご意見をお寄せください。
日付 できごと 搭載された主な機能 2017年10月26日 マネックス銘柄スカウター登場
- 最長過去10年の企業業績
- 企業が決算短信等では発表しない3ヶ月に区切った業績
- PERやPBR、配当利回りを最長5年間グラフ表示
- 複数銘柄の株価指標などの比較機能
- 過去の配当実績や配当性向など配当関連情報
- 決算発表スケジュール
2018年1月24日 最初の機能拡充
- セグメント業績
- アナリストリビジョン機能
- 銘柄比較機能の改善
- 1株あたり利益(EPS)や1株あたり純資産(BPS)
2018年4月16日 2度目の機能拡充
- 企業情報
- お気に入り銘柄の登録銘柄数拡充
2018年5月30日 3度目の機能拡充
- 企業の業績予想修正履歴
- 業績データの更新時間が23時から18時に早まる
2018年11月9日 4度目の機能拡充
- 「企業情報」に各企業のウェブサイトへのリンクを追加
- 決算速報ニュースを大幅に強化
2019年1月28日 5度目の機能拡充
- 「業績修正を探す」機能
- 通期業績推移・キャッシュフロー推移の表示期間を延長
2019年4月15日 6度目の機能拡充
- 10年スクリーニング機能
~~以上、マネックス証券のウェブサイトから抜粋~~
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