マネックス証券の米国株取引ツール「トレードステーション」を使った感想

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マネックス証券が2014年2月に、米国株取引ツール「トレードステーション」の提供を開始しています。

「トレードステーション」は、マネックス証券のグループ会社であるアメリカのTradeStation社が開発・提供している、トレーディングプラットフォーム「TradeStation」を、米国株取引ツールとして日本向けに開発ものです。

マネックス証券の米国株取引ですが、2014年1月まではウェブブラウザ型の取引画面しかありませんでした。2014年2月にリリースされた「トレードステーション」はwindowsのパソコンにインストールして使うタイプの株取引ソフトです。

トレードステーションの利用料は無料です。

この米国株取引ツール「トレードステーション」を、私のパソコンにインストールして使ってみました。この記事では、「トレードステーション」の機能と、使用感を報告します。

▼「トレードステーション」の画面

↓TradeStationを起動すると、この画面が表示されるので、IDとパスワードを入力してログインします

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※画像はクリックすることで拡大できます

↓左メニューの「マトリックス」というアイコンをクリックすると、リアルタイムで更新される板(気配値)を見ることが可能です。この気配値は、大手ECNの「BATS Exchange」、「Direct Edge」より配信されているものです。ECNとは電子取引所のことです。

この画像はiPhoneで有名なアップル社の気配値を表示したものです

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↓このソフトでは株取引を注文するときに、通常の成行注文や指値注文の他に、逆指値注文OCO注文などの特殊注文が使えます

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↓左メニューの「チャート分析」というアイコンをクリックすると、株価チャートを見ることができます

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↓株価チャートの画面から、株を発注することが可能です

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↓左メニューの「レーダースクリーン」というアイコンをクリックすると、[銘柄ボード機能]を立ち上げることができます。個別銘柄を登録して一覧で株価を見ることができます

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↓左メニューの「クイックトレードバー」というアイコンをクリックすると、クイックトレードバーという注文画面を起動できます。

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これはFX取引をやったことがある方には説明しやすい発注方法です。クイックトレードバー注文は、FX取引におけるストリーミング注文によく似ています。

FXにおけるストリーミング注文とは、リアルタイムで提示されている価格をクリックし、その瞬間での価格で取引をおこなう注文です。素早い注文ができます。

↓左メニューの「タイム&セールス」というアイコンをクリックすると、歩み値の情報を閲覧することが可能です

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↓左メニューの「ホットリスト」というアイコンをクリックすると、米国株市場における個別銘柄のランキングを見ることができます。下記の画面は、値上がり率が大きい順に個別銘柄を並べたランキングです

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↓左メニューの「検索」というアイコンをクリックすると、上場企業の財務状況などの基礎データを閲覧できます。ただし、全て英語になっています。英語表記ですが、内容は会社四季報日経会社情報に似ています。

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↓左メニューの「ニュース」というアイコンをクリックすると、米国市場に関するニュース記事を閲覧することが可能です

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▼トレードステーションを使用した感想

このツールは、アメリカのトレードステーション証券が開発したものを日本人向けにカスタマイズしたものです。ですから、日本の個人投資家が初めてこのツールを立ち上げたときは、左メニューの「マトリックス」や「レーダースクリーン」といったアイコンの内容がよくわからず、やや戸惑うこともあるかと思います。

ただ、マネックストレーダーなど、日本の証券会社のトレーディングツールを使ったことがある人なら、左メニューのアイコンをクリックしていけば、なんとなくツールの機能が分かってきて、少しずつ操作に慣れていくでしょう。

操作に慣れれば、トレードステーションはかなり機能が豊富なトレードツールであることが分かると思います。個別銘柄の株価チャートを閲覧できますし、リアルタイムで自動更新される板情報(気配値)を見ることも可能です。

通常の成行注文や指値注文の他に、逆指値注文OCO注文などの特殊注文も利用可能です。

リアルタイムの株価情報を見ながら、複雑な発注方法を使える点が、このツールの長所だと感じました。またツールの利用料が無料なのはメリットの一つでしょう。

なお、マネックス証券において、証券総合取引口座の口座開設・維持費は無料です。外国株取引口座の口座開設・維持費も無料です。

以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。

先進の米国株取引ツール ついに正式リリース!!

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2014年1月27日(月)より、米国株取引ツール「トレードステーション」の提供を開始いたします。

「トレードステーション」は、当社のグループ会社である米TradeStation社が開発・提供している、トレーディングプラットフォーム「TradeStation」を、米国株取引ツールとして日本向けに開発したオリジナル版となります。

「トレードステーション」について

「トレードステーション」は、先進性、機能性において数々の最高評価を受けてきた、米TradeStation社の根幹とも言える取引ツールです。

マネックス証券の米国株取引は、従来のウェブブラウザ型の取引画面に加えて、ダウンロード型の取引ツールをご提供することで、アクティブなトレードを志向するお客様のご期待にもお応えしてまいります。

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2013年10月11日より、先行モニターとしてご利用いただいているお客様にご利用いただいているバージョンも引き続きご利用可能ですが、最新版にアップデートしてご利用いただくことをお奨めします。

「トレードステーション」の特長

取引ツール「トレードステーション」では、従来のウェブ取引画面と比較すると格段に機能、操作性が向上しています。「トレードステーション」の代表的な機能をご紹介します。

【レーダースクリーン】

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[銘柄ボード機能]

・ 登録した銘柄の情報を一覧で表示
・ エクセルライクな操作で追加・削除もらくらく
・ シンボルリンク機能で、チャート画面等が連動

【チャート分析】

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[チャート分析]

・ 様々なテクニカル分析を自在に設定
・ 他の銘柄や株価指数との比較表示も容易
・ チャートからの取引機能で効率的に発注

【マトリックス】

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[発注機能付板情報]

・ 板上をクリックしてスピーディに発注が可能
・ 価格別出来高も、視覚的に把握しやすい
・ 保有株数、評価損益もリアルタイム表示

【ホットリスト】

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[銘柄ランキング機能]

・ 価格、売買高、ボラティリティなどでランキング表示
・ リストは30秒毎に自動更新
・ コピー&ペーストでレーダースクリーンにらくらく保存

これらの他にも、米トレードステーション社が開発し、システムトレードの世界ではデファクトスタンダードとして浸透しているプログラミング言語「EasyLanguage」によるプログラムトレード機能など、アクティブにかつ様々な戦略に基づいたトレードに有用な機能を搭載しています。

米国株取引ツール「トレードステーション」のご利用には、外国株取引口座のお申込みが必要です。

 ~~中略~~

「トレードステーション」の動作環境

最小要件 標準ユーザー推奨 パワーユーザー推奨
CPU シングルコアのIntelまたはAMDプロセッサ1.5GHz以上 デュアルコアのIntelまたはAMDプロセッサ2.5GHz以上 デュアル/クアッドコアのIntelまたはAMDプロセッサ 3.0GHz以上
メモリ(RAM) 2GB 2GB~4GB 4GB以上
HDD 5400RPMドライブ
300MB以上の空き容量
SSDまたは7200RPMドライブ
500MB以上の空き容量
SSDまたは7200RPMドライブ
1GB以上の空き容量
ビデオ 16bitグラフィックス
64MBビデオメモリ
32bitグラフィックス
128MBビデオメモリ
32bitグラフィックス
256MBビデオメモリ
モニター 1024×768ピクセル
シングルモニター
1280×1024ピクセル以上
デュアルモニター
1280×1024ピクセル以上
複数台モニター
OS

Windows8(64bit/32bit)

Windows7(64bit/32bit)

Windows VistaSP2(64bit/32bit)

Windows8(64bit/32bit)

Windows7(64bit/32bit)

Windows8(64bit)

Windows7(64bit)

ブラウザ Microsoft Internet Explorer 7以降 Microsoft Internet Explorer (最新版) Microsoft Internet Explorer (最新版)
インターネット接続 ブロードバンド接続
1.5Mbps以上
ブロードバンド接続
3Mbps以上
ブロードバンド接続
6Mbps以上

※ 上記環境を満たしても、お客様固有の環境理由によりご利用いただけない場合がありますので、ご了承ください。

~~以上、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋~~

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