当サイトでは2012年8月分から、ネット証券7社の売買代金を比較しています。各社のユーザーの株式売買代金を見れば、どこの証券会社に勢いがあるのか判断ができると思います。
以下、2013年2月分のネット証券各社の売買代金の比較です。
▼2013年2月 ネット証券各社の「月間株式売買代金」の比較
(億円未満切り捨て)
会社名
|
月間株式売買代金 (現物取引+信用取引) |
月間株式売買代金・前年同月比※ |
増減率
(前年同月比) |
SBI証券 |
8兆4133億円
|
+4兆3563億円 |
+107.3% |
楽天証券 |
3兆6569億円 |
+1兆7578億円
|
+92.5% |
松井証券 |
2兆3116億円
|
+1兆3539億円 |
+141.3% |
マネックス証券 |
1兆9298億円
|
+1兆0806億円
|
+127.2%
|
GMOクリック証券 |
1兆8283億円
|
+9176億円
|
+100.7%
|
auカブコム証券(旧カブドットコム証券) |
1兆7979億円
|
+9422億円
|
+110.1%
|
岡三オンライン |
1兆1922億円
|
+6334億円
|
+113.3%
|
※2013年2月の営業日は19日で、2012年2月の営業日は21日でした。「2013年の2月」の方が営業日が少ないのですが、合計売買代金は、前年度より圧倒的に増加しています。
▼2013年2月 ネット証券各社の「一日あたり株式売買代金」の比較
(億円未満切り捨て)
会社名
|
一日あたりの株式売買代金 |
一日あたりの株式売買代金・前年同月比 |
増減率
(前年同月比) |
SBI証券 |
4428億円 |
+2496億円
|
+129.2%
|
楽天証券 |
1924億円
|
+1020億円
|
+112.8%
|
松井証券 |
1216億円
|
+760億円
|
+166.8%
|
マネックス証券 |
1015億円
|
+611億円
|
+151.1% |
GMOクリック証券 |
962億円
|
+528億円 |
+121.9%
|
auカブコム証券(旧カブドットコム証券) |
946億円
|
+538億円 |
+132.2%
|
岡三オンライン |
627億円
|
+361億円
|
+135.8%
|
ちなみに、ネット証券大手の新規口座開設状況(2013年2月分)の順位表も、作成しました↓
▼ネット証券4社 新規口座開設状況 2013年2月分
順位 | 証券会社名 |
証券口座純増数 |
証券累計口座数 | 店頭FX口座純増数 | 店頭FX累計口座数 |
1 | auカブコム証券(旧カブドットコム証券) | +6,177 (前月比+511)↑ |
803,531 |
+1,636 | 48,460 |
2 | 松井証券 | +5,973 (前月比+990)↑ |
864,867 |
+348 |
70,532 |
3 | GMOクリック証券 |
+3,921 |
161,690 | +5,287 | 277,709 |
4 | 岡三オンライン | +1,192 | 72,558 |
非公開
|
非公開
|
番外 | 楽天証券 | 2012年6月からデータは非公開 |
非公開
|
非公開
|
非公開
|
番外 | SBI証券 |
2011年8月から数値非公開 |
非公開
|
非公開
|
非公開
|
番外 | マネックス証券 |
2011年から口座数の開示の基準が変わったため計測不能※ |
838,075※ ※稼動口座の数値です |
2011年から口座数の開示の基準が変わったため計測不能※ |
53,069※ ※稼動口座の数値です |
合計 | 17,263 | 1,902,646 |
比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。
メモ
2013年2月は、日経平均株価が11,138円から11,559円に上昇しました。また、東証マザーズ指数は531から573に上昇しました。
東証1部も新興市場も株価が好調だったため、証券会社各社の売買代金が増加しました。
また、2013年1月4日から信用取引の委託証拠金の規制が緩和され、信用取引では同じ保証金を使って一日に何度でも売買できるようになったことも、市場全体の売買代金を押し上げる要因となっています。
なお、「一日あたり株式売買代金」の増加率としては松井証券が前年比+166.8%で、業界首位となっています。これは、松井証券が「1注文あたりの約定代金合計が300万円以上の場合、売買手数料と金利が無料となる一日信用取引」という、新しい信用取引サービスを2013年1月4日から開始した影響があるからです。
- 関連記事 – 松井証券の「一日信用取引」の解説
一日信用取引サービスにおいては、1注文あたりの約定代金合計が300万円以上の場合、売買手数料と金利が無料となります。 よって、このサービスで売買代金が増えた部分は、松井証券の業績に寄与するか不透明なところがあります。
▼参考記事 日経新聞電子版より抜粋
2013/3/5 23:37
日本経済新聞 電子版
個人投資家の株式売買が一段と活発になっている。インターネット証券大手7社の2月の株式売買代金は、21兆1051億円と1月に比べて8%増えた。増加は5カ月連続。21兆円台に乗せるのは小泉政権下で株高が続いた06年2月以来となる。
堅調な日本株相場を背景に、新規口座開設が増えているほか、もうかった資金を株式に再投資する好循環も生まれている。
SBI、楽天、松井、マネックス、カブドットコム、GMOクリッ…
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