【株取引の手数料は安いに越したことはありません。下記のネット証券の手数料比較表を見て自分に合った証券会社を見つけましょう。】
先日、1注文の約定代金による手数料の比較表を更新しましたが、1日の約定代金によって手数料が決まる1日定額制の手数料比較表も更新したので、ご覧下さい。
▼一日定額制 株式手数料 比較表(~900万円)(税込)(信用取引除く)
順位 | 証券会社 |
10万円
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20万円
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30万円
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50万円
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100万円
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200万円
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300万円
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600万円
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900万円
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備考 |
1位 | SBIネオトレード証券 |
無料 new!
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1100円
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1540円
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2425円
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3310円
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以降100万ごとに+295円 | ||||
2位 | SBI証券 |
1691円
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2576円
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3461円
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以降100万ごとに+295円 |
||||||
3位 | 岡三オンライン |
1430円
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1980円
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3630円
|
5280円
|
以降100万ごとに+550円 | |||||
4位 | 楽天証券 |
2200円
|
3300円
|
6600円
|
9900円
|
以降100万ごとに+1100円 |
|||||
5位 | auカブコム証券 |
2200円
|
3300円
|
6600円
|
9900円
|
以降100万ごとに+1100円 |
|||||
6位 | 松井証券 |
無料
|
1100円
|
2200円
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3300円
|
6600円
|
9900円
|
以降100万ごとに+1100円 | |||
7位 |
岩井コスモ証券 |
88円
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176円
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264円
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440円
|
880円
|
1760円
|
2640円
|
5280円
|
7920円
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以降100万ごとに+880円 |
8位 |
丸三証券 通常価格 |
264円
|
264円
|
440円
|
880円
|
1760円
|
2640円
|
5280円
|
7920円
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30万円超5000万円以下の場合、 手数料=売買代金×0.088% |
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9位 | マネックス証券 |
550円
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2750円
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5500円
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8250円
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以降300万ごとに+2750円 ※デイトレ片道実質無料 |
|||||
キャンペーン | 丸三証券 |
無料
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口座開設後2カ月間無料 | ||||||||
順位 | 証券会社 |
10万円
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20万円
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30万円
|
50万円
|
100万円
|
200万円
|
300万円
|
600万円
|
900万円
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備考 |
- ピンクの部分が最安値で、緑が2番目に安い部分を示しています。
- 上記の表は、1日の合計の取引金額による手数料です(手数料は全て税込価格)
- この比較表は、2019年10月の消費税増税に対応しています
▲上記の証券会社は全て、資料請求・口座開設費・口座維持費が無料です。 (筆者が全ての会社の口座を開設して確認済みです。)
※デイトレ片道無料・・・楽天証券の「いちにち定額コース」では、デイトレ(日計り取引)の手数料が片道無料です。片道分の約定代金(現物取引の場合は売り約定分、信用取引の場合は返済約定分)が手数料の計算に含まれません。
また、マネックス証券の「一日定額手数料コース」では、デイトレ(日計り取引)の手数料が片道分は実質無料です。日計り取引の片道分の手数料がマネックスポイントで翌日に還元されます。
「日計り(ひばかり)取引」とは?
日計り取引・・・同一取引(現物または信用)において、同一銘柄の「買い」と「売り」を同一日に行うこと。いわゆるデイトレード。
▼証券会社選びのポイント
▼デイトレーダーの方へ
1日定額制のコースを選ぶ人には、デイトレードをたくさんやる方が多いと思います。デイトレイダーにとって重要なのは、「手数料」と「トレーディングツール」です。
・手数料について
手数料ですが、1日100万円以下の取引に関しては、手数料無料の証券会社が増えてきています。
100万円~300万円の取引では、SBIネオトレード証券やSBI証券が安くなっています。
なお、下記のリンク先で、注文1件あたりの金額で手数料が決まる「ワンショット手数料体系」の手数料比較表を作っていますので、こちらも見てください。
・パソコン向けの株取引用トレーディングツールについて
個人的には楽天証券のトレーディングツールのマーケットスピード2と、SBI証券のHYPER SBIをおすすめします。
・マーケットスピード2・・・楽天証券の口座を持つユーザーが使える個人投資家向けオンライントレーディングソフトです。デイトレーダーから支持を集める情報ツールの大御所です。
完全リアルタイムの株価自動更新機能を備えているので、刻々と変動する株価や気配値をいち早く入手できます。専用ソフトならではの優れた操作性、多彩な機能を備えています。
またニュースの情報量が充実しています。下記の情報を無料で見ることができます。
- ロイター配信のニュース
- 株式新聞速報ニュース
- 日経テレコン21
- フィスコ市況
- 会社四季報
- 会社四季報速報
あと、「新高値一覧」や「全市場の株価上昇ランキング」が見れるのもいいですね。なお、マーケットスピード2は、2019年から利用料金が完全に無料になりました。
以前は特定の条件を満たした場合に利用料が無料になっていましたが、今は楽天証券の口座を持っている人なら、誰でも無料の利用が可能です。
↓関連記事
HYPER SBI
・HYPER SBI・・・マウス操作だけで発注、指値変更、取り消しができるドラッグ&ドロップ発注機能が最大の特徴で、また指値だと気配値上に自分が注文した株価を別表示できる。さらに複数の注文をあらかじめ準備してストックする機能があり、素早い一括注文が可能。多彩なアラート機能付きで、条件を設定すればメール等でタイムリーな情報を通知してくれる。Windowsのパソコンに対応している。
利用料は、前月1ヶ月間の国内株式の取引の約定が、合計1回以上だと無料。約定が0回だと一ヶ月あたり550円(税込)。 また、信用取引口座か日経225先物口座を開設しているユーザーは、株取引を行わなくてもずっと利用料が無料。
上記のように、楽天証券やSBI証券には優れたトレーディングツールがあるのでデイトレーダーに人気があります。両方のツールを使ったことがある私の感想ですが、どちらも情報収集機能に関しての不満はありません。チャートもニュースも情報が充実しています。
ただ、HYPER SBIは無料で使うためのハードルがやや高いので、個人的にはマケスピ2の方が好きです。
▼トレーディングツールがない証券会社の場合、マーケットスピードを使いましょう
手数料が安い証券会社の中には、利用料が無料のパソコン用のトレーディングツールが存在しない会社があります。
こういった証券会社で取引をする場合は、楽天証券のマーケットスピード2を投資情報ツールとして利用するのがよいです。マーケットスピード2は優れたトレーディングソフトですし、利用料金は無料ですから。
▼株式投資初心者の方へ
株式投資初心者は、SBIネオトレード証券と楽天証券で口座を開設しましょう。
まず、SBIネオトレード証券ですが、この会社は現物株取引の手数料が安い上に、常に信用取引の手数料が無料になっています。また、株式トレーディングツールの利用料が無料です。フル板の利用料金も無料です。
楽天証券ですが、現物株取引の手数料が安いことと、マーケットスピード2が無料で使えるのが魅力です。
また、楽天証券は逆指値が使える証券会社の中では、投資関連の情報が充実している証券会社です。逆指値はとても便利な機能なので、逆指値が使える証券会社の口座を一つは作っておきたいものです。
このページの比較表に載せた証券会社は、全て逆指値が使える会社です。ただし、丸三証券だけは疾風くんという有料のトレーディングツールが必須です。他の証券会社は無料で逆指値の利用が可能です。
▼株式売買を頻繁に行う方へ
株式の売買を頻繁に行う方は、手数料が安い証券会社がよいでしょう。手数料が安いSBIネオトレード証券やSBI証券の手数料体系をチェックしておくことをおすすめします。
▼株式の売買回数が少ない方へ
手数料にそれ程こだわらなくてもいいでしょうから、注文機能が充実した証券会社を選びましょう。逆指値が使えて手数料が安めな証券会社は楽天証券や岡三オンラインですが、好みでマネックス証券の口座を使ってもいいです。
マネックス証券にはツイン指値や連続売買があります。日中株価を見ることができない方には便利な証券会社です。
▼最後に
どんなにシステム構築にお金をかけている証券会社でもシステム障害が発生する可能性はあります。システムトラブルに備えて、証券口座は一つだけでなく最低二つ以上は作っておきましょう。
このページの手数料比較表に載っている証券会社は、どこも口座管理料がタダになっています。私が全ての会社の口座を開設して、無料であることを確認済みです。銀行口座を作って通帳を持つ感覚で、証券口座を作って大丈夫です。
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マネックス証券、信用取引の手数料キャッシュバック プログラム実施中