楽天証券の米国株取引において、日本円で米国株の売買が可能になります。2013年11月25日から開始です。
今までは、楽天証券で米国株を買おうとした場合、米国株を買う前に、為替取引で日本円を米ドルに変えておく必要がありました。米ドルを保有していないと、米国株の買付ができなかったのです。 ちなみに日本円を米ドルに変えるときに、1ドルあたり25銭の為替スプレッド(為替手数料)が徴収されます。
このあたりに興味がある方は、私が以前に書いた記事ですが、下記リンク先をご覧ください。
- 米国株式(Google グーグル)を10株買いました
- 米国株を買えるネット証券3社の比較 ← 為替スプレッドについての解説あります
さて、今までは米国株の買付に米ドルが必須だったのですが、11月25日からは日本円で直接売買できるようになります。
ただし、日本円で米国株を売買しても、楽天証券に為替スプレッド(為替手数料)を「1ドルあたり25銭」払わないといけません。
「11月25日から日本円を必ず米ドルに替えないといけない手間がなくなる」というだけの話で、米国株を売買する際のトータルのコストが安くなるわけではないので、その点は注意してください。
以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。
【米国株式】 日本円からの直接売買が可能になります – 楽天証券
2013年11月25日(月)(現地取引日)から米国株式(ADR、米国ETF含む)を日本円で直接売買できるようになります。今まで米国株式を取引なさる際は、あらかじめ、日本円から米ドルへの為替取引が必要でしたが、円貨決済機能の追加により、直接日本円にて米国株式をご購入いただけるようになりました。
日本円からの売買方法について
マーケットスピードおよびWEBの注文画面に「円貨決済」のボタンが追加されました。
日本円で売買する場合は「円貨決済」を、従来どおり外貨で売買する場合は「外貨決済」をご選択ください。
「円貨決済」または「外貨決済」いずれかのボタンを選択していただき、「数量」、「価格」をご入力いただくと、「予想受渡代金」が自動で表示されます(※)。
■【マーケットスピードでの注文画面】
■【WEBでの注文画面】
※
円貨決済時の予想受渡代金は、注文時の約定代金に手数料、諸経費を反映させたものを、参考為替レートの1.05倍(買付時)にて円換算した余力拘束金額となります。実際の約定為替レートは、翌国内営業日午前10時頃に確定いたします。
なお、日本円で米国株を売買出来るネット証券は、楽天証券の他にSBI証券があります。ただし、SBI証券においても、日本円で米国株を売買した場合、SBI証券に為替スプレッド(為替手数料)を「1ドルあたり25銭」支払わないといけません。これは楽天証券と同じです。
日本円での直接売買にこだわらなければ、SBI証券のユーザーで住信SBIネット銀行の銀行口座を持っている人は、「外貨入出金サービス」というサービスを利用することで、実質的に為替スプレッドを安くすることが可能となっています。興味がある方は、下記リンク先の記事をクリックしてください。
SBI証券と住信SBIネット銀行が「外貨入出金サービス」を開始
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