片山晃(五月)さんがロックアップ期間中にモダリス株を全て売却

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億万長者トレーダーの片山晃氏が、2020年に新規上場したモダリス株ロックアップ(売却禁止)期間中に全て売却していたことが判明しました。

片山晃氏(ハンドルネーム五月さん)が、モダリス社から2019年4月に株式の割当を受けた60万株については、上場日以後6ヶ月を経過する日までの間に売却しては駄目なルールになっていました。

モダリスの上場日は2020年8月3日だったのですが、同社の発表によると2020年12月末時点で株主名簿の60万株保有の位置に片山氏の名前がなかったことから、売却が判明しました。8月3日から12月末時点のどこかで売ってしまったということですね。

ちなみに、下記リンク先は片山氏が自分で書いているブログですが、モダリス株のロックアップ違反について説明を行っています。

モダリス株の制度ロックアップ違反に関する補足と今後の対応について

このロックアップ違反の件ですが、私は衝撃を受けました。「ロックアップがかかっているIPO株でも個人投資家は大量に売却できてしまうのか!」と。

東京証券取引所に大量売却の注文が通ってしまうんですね。東証の方で「ロックアップ銘柄の売却は受け付けない」というシステム的な設定は存在しなかったということです。

この東証の制度上のお粗末さは、2005年に発生した みずほ証券によるジェイコム株の大量誤発注事件を思い出します。

このジェイコム株の事件では、ジェイコムの総発行株式が14500株しか存在しないにも関わらず、みずほ証券は61万株の空売り注文を出して、東証がその注文をシステム的にはじかず、多くの注文が約定しました。

空売り注文を出したみずほ証券は株の買い戻しをせざるを得ず400億円以上の損失を出しました。

今は東証のシステムが改正されているかもしれませんが、私はジェイコム株の事件で「機関投資家はIPO銘柄ですら大量の空売り注文を出せる」ということを知り戦慄したものです。

片山晃氏は銀行や証券会社などの機関投資家ではありませんが、片山氏が起こしたロックアップ違反の影響で、今後、東証がロックアップ中の売り注文を防ぐようシステム改修を行う可能性があるではないかと考えています。

記事下

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