トレードステーションの「アイス注文」「ハンター注文」「スライス注文」について

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マネックス証券は、通常の証券取引口座とは別に日本株取引ツールの「トレードステーション」というサービスを提供しています。トレードステーション口座ではアルゴ取引や、自動売買など高度な株取引のサービスが利用できます。

そのトレードステーションですが、2018年11月に3つの新しい「アルゴリズム注文」が搭載されました。「アイス注文」「ハンター注文」「スライス注文」の3つです。

 ↑画像はトレードステーションのパンプレットをスキャンしたものです。スマートフォンで当サイトを閲覧している方は、ピンチアウトを使えば画像を拡大できます

新しい注文機能のリリースを記念して、マネックス証券が2018年12月21日に新機能紹介セミナーを開催したのですが、私はそのセミナーに参加してきました。

▼3つの新しい「アルゴリズム注文」について

まず、アイス注文ですが、これは一般的にアイスバーグ注文と呼ばれています。

アイス注文は株数の多い注文を指定回数に分割し、分割した数量が約定するごとに残りの数量を自動的に発注する注文方法です。出来高の少ない銘柄で、自身の注文を目立たせることなく、分割して注文を自動的に執行することが可能になります。

ハンター注文は、指定した価格の気配が出るまでは注文を待機状態にし、気配が出たら瞬時に発注します。そして、約定しなかった数量は取消して、市場に自身の注文を残さないようにする注文です。板に注文が表示されないので、買い需要が悟られません

スライス注文は、大量の注文を指定回数に分割し、自動的に発注する注文方法です。注文が分割されているので、他の参加者から1人による注文と気付かれにくくなります

また、アイス注文と違い、分割した注文の約定を待たずに一気に発注するので、手動による分割発注よりも高速な注文執行が可能になります。

新しい3つの注文方法のいずれかを使えば、株取引において数量が大きい注文をする際に、他のトレーダーに大口の注文をしていることが悟られにくくなります。ステルス注文といってもよいでしょう。

セミナーで講師の方の話を聞いていて感じたのですが、最近は個人投資家が大口の注文を、通常の注文方法で一気に発注してしまうと、その注文に対して機関投資家のアルゴリズム注文※がむらがってくるようです。

 ※ここでいうアルゴリズム注文とは、コンピューターを使った自動注文のこと

「機関投資家が目に見えないスピードでアルゴ注文をしかけてくるならば、その前に個人投資家もアルゴ注文で発注することで大口の注文を機関投資家に悟られにくくした方がいい」・・・こういった発想で今回の新しい3つの注文方法は開発されたのでしょう。

以下、マネックス証券のトレードステーションのウェブサイトからの抜粋です。

~~~

音声入力注文・新アルゴリズム注文のリリースについて

2018.11.30

2018年11月30日(金)深夜(予定)、「トレードステーション」のアップデートを行い、新たな注文機能を追加いたします。

今回新たに追加する注文機能は、「音声入力注文」機能と、機関投資家が用いてきた注文方法を簡単な操作で実現できる3種類の「アルゴリズム注文」機能です。

【追加機能の概要】

音声入力注文とは

音声入力注文」は、音声をリアルタイムにテキスト変換して注文入力を行う機能です。当初は、価格・株数・有効期間などに限定して提供をいたします。(銘柄検索および注文確認は今後の開発課題とし、段階的に音声入力の範囲を拡大してまいります)。

「音声入力注文」は、音声認識の基盤にGoogle™社の「Google Cloud Speech API」を採用しています。

相場状況に応じたトレード戦略を実現する、3つの新しい「アルゴリズム注文」とは

今回追加するアルゴリズム注文は、「アイス注文」「ハンター注文」「スライス注文」の3つです。いずれの注文も、入力後ソフトウェアが相場状況を監視して発注するため、注文入力や相場状況を監視する負担が軽減されます。

※いずれの注文も有効期間は当日中のみ指定可能です。また、51単元以上の信用新規売り注文を発注することはできません。

1 「アイス注文」

株数の多い注文を指定回数に分割し、分割した数量が約定するごとに残りの数量を自動的に発注する注文方法です。出来高の少ない銘柄で、自身の注文を目立たせることなく、分割して注文を自動的に執行することが可能になります。

【アイス注文の使用例】

191円で1,000株買い注文(指値)したとすると・・

売り手は大きな買い注文を見て買い需要が大きいことを見込み、売値を引き上げたくなる。

191円より下で買い注文を出している他の買い手は、大きな買い注文を見て、少し上の気配(192円)に先回りして出したくなる。

アイス注文なら・・・

アイス注文なら、買い注文を目立たせることなく、小分けの注文が自動で発注される

2 「ハンター注文」

指定した価格の気配が出るまでは注文を待機状態にし、気配が出たら瞬時に発注する、約定しなかった数量は取消して、市場に自身の注文を残さないようにする注文です。取引が活発でない銘柄で、指定した価格に売り注文が来たときにだけ、買い注文を出したい場合に、注文を自動的に執行することが可能になります。

【ハンター注文の使用例】

192円以下で1,000株買い注文(指値)を発注すると・・・

売り手は192円に大きな買い注文を見て需要が大きいと見る。売値と買値の間はなかなか縮まらない。

ハンター注文なら・・・

板に注文が表示されていないので、買い需要が悟られない。また、注文内容によっては192円より有利な価格で買える場合も出てくる。

3 「スライス注文」

大量の注文を指定回数に分割し、自動的に発注する注文方法です。アイス注文と違い、分割した注文の約定を待たずに一気に発注するので、手動による分割発注よりも高速な注文執行が可能になります。

【スライス注文の使用例】

191円で1,000株買い注文(指値)を発注すると・・・

売り手は191円に大きな買い注文が一気に発注されるのを見て、1人の参加者が注文を入れたと分かる。

1人の参加者のみの買い需要のため、売値と買値の間はなかなか縮まらない。

スライス注文なら・・・

市場には分割した注文が一度に発注される。分割されているので、他の参加者から1人による注文と悟られにくい。

~~以上、マネックス証券のトレードステーションのウェブサイトからの抜粋~~

▼以下、セミナーで得たトレードステーションに関する情報

トレードステーション推進室長 山田 真一郎氏の講演より

  • トレードステーションでは株価ボード(レーダースクリーン)に最大2000銘柄を登録可能
  • 株価に関するデータをかなり過去に遡って閲覧可能。ティックは6ヶ月分、分足は10年、日足と週足と月足は27年さかのぼってデータを見られる。
  • ShowMe(ショウミー)という機能を使えば酒田五法の三空を見ることが可能
  • トレードステーションでは株価チャートを2~20銘柄比較することが可能

「Bコミ」さんこと坂本慎太郎氏の講演より

  • 他社の株価ボードは最大登録銘柄が50のことが多いが、トレードステーションは2000となっている。個人投資家には企業業績・IPO・株主優待などの情報を元に、200銘柄の登録を目指すことをおすすめしたい。
  • Bコミさんはパソコン2台とモニター9枚を株取引に使っている。トレードステーションは9枚のモニターで使っても、一枚の4kモニターで使っても見やすく表示が可能。Bコミさんはレーダースクリーンで板情報(気配値)を毎日見ている
  • トレードステーションは株価だけでなく仮想通貨の数値も見られる。
  • レーダースクリーン機能を使えばRSI、MACD、ボリンジャーバンドなどのシグナルをチャートでなく数値で表示可能。しかも取引時間中(ザラ場)の数値を確認できる。
  • トレードステーションは株主優待のただ取りで必要な優待クロス注文が便利。トレステならワンクリックで現渡しが可能なので。

「ボリ平 さん」こと矢澤明美氏の講演より

  • トレードステーションのSNSビューアーはかなり使える。Twitterに連携させて株式トレーダーをフォローすることにより、株式市場で盛り上がってる話題を拾うことが可能となる。また、SNSビューアーに搭載されているホットワード機能を使って関連銘柄を探すことが出来る点は便利。

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