マネックス証券が、2016年から新しい日本株取引ツール「トレードステーション」のサービスを提供しています。トレードステーションについては、当サイトにおける下記リンク先の記事で、詳しく解説しています。気になる方は、クリックしてください。
さて、2016年10月31日から、このトレードステーションの日本株版にOCO注文という発注機能が新しく追加されました。
OCO注文とは注文方法の一種で「指値注文と逆指値注文の2つを同時に発注する注文方法」のことです。一方の注文が約定したときは、約定していないもう片方の注文は自動的に取消されます。
OCC注文について詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事を読んでください。
以下、マネックス証券のトレードステーションのウェブサイトからの抜粋です。
~~~
新規OCO注文機能をリリースしました!
2016.10.31
2016年10月31日(月)より、トレードステーションの注文機能で、新規OCO注文が使えるようになります。
【トレードステーションのOCO注文とは?】
トレードステーションのOCO注文とは、2つ以上の注文の組合せを発注し、1つが約定すれば残りの注文をキャンセルする、という注文方法です。
一般的に言われる「OCO注文」とは異なり、注文の組合せは必ずしも同じ銘柄同士である必要はありません。銘柄Aの指値買い注文と、銘柄Bの指値買い注文、という組合せも可能です。
今回の機能追加により、例えば以下のようなOCO注文の組み合わせも可能となります。
- 【ケース1】銘柄Aと銘柄Bの押し目を狙う新規指値買い注文(先にどちらかが約定したら、もう一方を取消)
- 【ケース2】銘柄Aの新高値抜けを狙う新規逆指値買い注文と、銘柄Bの新安値抜けを狙う新規逆指値売り注文
(先にどちらかが約定したら、もう一方を取消)
さらに、「カスタムOCO/OSO」というメニューから、OCOの組み合わせを3つ以上の注文で入力することもできるので、注文方法に慣れてくれば、さらにきめ細かな注文も可能になります。
こうした注文は、それぞれ単独で複数発注することもできますが、その場合は未約定注文の数だけ余力が拘束されることになります。新規OCO注文を使えば、発注した組合せのうち、もっとも注文金額の大きい注文1つのみの余力だけを拘束するため、買付余力を効率的に使うことができます。
※OCO注文では、発注した組合せのうち、その時点でもっとも約定の可能性が高いと下記のルールに基づき判定される1件の注文のみ取引所に送信し、余力を拘束いたします。約定可能性の高い注文が変わった場合、取引所に送信される注文を変更します。なお、「トレードマネージャー」画面の「注文」タブにおいては、余力拘束されていない注文も含めてすべて「注文中」と表示されます。どの注文が余力拘束されているかは、同画面の「メッセージ」タブで「確認中」の表示があるかどうかで判別することができます。
約定可能性の高い注文の判定ルール
- (注文価格-市場価格)/市場価格の比率の小さい銘柄が優先されます。
- 市場価格は、買い注文の場合は売り気配、売り注文の場合は買い気配を参照します。
- 上記気配がない場合は、現在値、現在値がない場合は前日終値の順で参照します。
- 比率が-の注文(市場価格より高い値段での買い気配など)など即時に約定するものが優先されます。
- 優先度合いが同じ注文があった場合は、注文時の画面入力が上部のものを優先します。
- 期間指定や制限値幅から外れている注文、失効・取消済の注文は対象外です。
なお、保有銘柄の反対売買のために、利食い用の指値と損切り用の逆指値注文という組み合わせのOCO注文も可能で、トレードステーションでは
このような注文を「ブラケットOCO注文」と呼んでいます。
~~以上、マネックス証券のトレードステーションのウェブサイトからの抜粋~~
▼関連記事
マネックス証券のトレードステーションにて株取引の手数料無料キャンペーン実施中