楽天証券、一般信用売建(無期限)を追加 【2016年12月19日より】

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2016年12月19日に、楽天証券の一般信用取引サービスにおいて、「一般信用売建(無期限)」の注文方法が追加される予定です。

無期限売りの取引手数料は、通常の制度信用取引の手数料と同じになっています。

  • 関連リンク – 一般信用売建のサービス拡充!
    「短期信用」と「無期限信用」の取扱い開始【PDF】
    – 楽天証券
  • 一般信用売建(無期限)のサービス内容は、下記の表のようになっています。以下、楽天証券ウェブサイトの信用取引サービス比較表から、私が一般信用売建(無期限)の部分のみ抜粋したものです↓

    ▼一般信用売建(無期限)のサービス内容

    返済期限 売買
    区分
    おすすめタイプ
    一般信用売建(無期限)

    無期限

    買建 期限を気にせず長期で
    信用取引をしたい人向け
    売建

    ▼一般信用売建(無期限)のサービスの詳細

    一般信用
    無期限
    信用新規建区分
    買建
    売建
    返済期限
    無期限
    手数料
    手数料コースに応じた手数料がかかります。
    買方金利
    (年率)

    通常:
    3.09%

    優遇:
    2.90%

    貸株料
    (年率)
    2.00%

    逆日歩

    (逆日歩
    /特別空売り料)

    ~~以下省略~~

    ▼一般信用売建(無期限)のメリット

    楽天証券の一般信用売建(無期限)の主な用途ですが、クロス取引を利用した「株主優待のタダ取り」です。

    クロス取引を利用した「株主優待のタダ取り」のやり方を詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事をクリックしてください。

     「配当・株主優待の権利取り最終日」についての解説

    昔からある制度信用取引空売りをすると逆日歩が発生したときに金銭的なダメージを受けますが、一般信用売建(無期限)を使えば逆日歩が発生することはありません。

    ▼一般信用売建(無期限)のデメリット

    空売りしたときに証券会社に徴収される信用取引の貸株料率ですが、制度信用取引の場合、通常で年率1.10%か1.15%になっています。

     ・関連リンク – 信用取引の金利比較表 (制度信用取引版)

    しかし、楽天証券の一般信用売建(無期限)の貸株料率は年率で2.00%になっています。

    以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。

    ~~~

    信用取引売建サービス拡充!「短期」&「無期限」(12月リリース予定!)

    rakuten_shinyo_tanki_mukigen_001

    楽天証券は、2016年12月19日(予定)から、一般信用で「短期」と「無期限」の売建の取扱いを開始いたします。

    これらのサービスが加わることで、信用取引サービスのラインナップは業界最多水準※となります。

    ※ 大手ネット証券5社(SBI証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、松井証券、マネックス証券、当社)で比較(2016年10月31日時点 楽天証券調べ)

    ▼要約すると

    • 信用取引サービスに一般信用売建の返済期限が14日の「短期」と「無期限」の2種類が追加になります。
    • 短期信用取引売建は、株主優待獲得の「つなぎ売り」にご活用いただけるサービスです。株価変動リスクを抑えて株主優待を獲得できます。
    • 無期限信用取引売建は、返済期限を気にすることなく売建取引で収益が狙えるようになります。

     ~~中略~~

    ■株価変動リスクを抑えて株主優待を獲得!株主優待取得の「つなぎ売り」

    「現物買い」と、同じ銘柄を「信用新規売り」することによって、現物株の株価下落リスクを抑えながら、株主優待を手に入れることができます!

     ※ 一般信用売建の建玉を保有している間、当社事由(残高不足など)により、翌営業日以降、強制返済させていただく場合がありますので、ご注意ください。

    「つなぎ売り」のイメージ図

    rakuten_shinyo_tanki_mukigen_002

     ~~中略~~

    ▼無期限の信用取引売建のメリット

    • 返済期限を気にすることなく長期的に売建取引で収益が狙えます。
    • 制度信用売建取引と異なり「逆日歩」のコストが生じることがありません。

    ■返済期限を気にすることなく長期的に売建取引で収益が狙える

    制度信用取引の返済期限は6ヶ月ですが、一般信用「無期限」は返済期限が無期限ですので、返済期日到来による建玉の強制決済などを気にせず、長期的に収益を狙うことができます。

    ■「逆日歩」のコストが生じることがありません。

    長期保有していると、ニュースや、決算発表、株式分割などにより売建のニーズが高まり、逆日歩が発生することがありますが、一般信用取引の場合は、証券金融会社を利用せず株式を調達するので、逆日歩がかかりません。

    これにより、長期保有期間中、逆日歩の発生を懸念する必要がありません。

    ※ 一般信用売建の建玉を保有している間、当社事由(残高不足など)により、翌営業日以降、強制返済させていただく場合がありますので、ご注意ください。

    ▼各種信用取引サービス比較表

    制度信用
    一般信用
    無期限
    短期
    いちにち
    信用新規建区分
    買建
    売建
    買建
    売建
    売建
    買建
    売建
    返済期限
    6カ月
    無期限
    14日
    当日中
    手数料 手数料コースに応じた手数料がかかります。
    0円※
    買方金利
    (年率)
    通常金利:2.85%
    優遇金利:2.28%
    通常:
    3.09%
    優遇:
    2.90%
    1約定当たりの売買代金
    300万円以上:0.00%
    300万円未満:1.90%
    貸株料
    (年率)
    1.10%
    2.00% 3.90%
    1約定当たりの売買代金
    300万円以上:0.00%
    300万円未満:1.90%
    逆日歩
    (逆日歩
    /特別空売り料)
    当日の取引終了後に1株あたりの単価で決定。(銘柄別)
    特別空売り銘柄には特別空売り料がかかります。
    特別空売り料は、日々変動します。
    建玉限度額
    建玉全体の保有上限額 90億円
    建玉上限

    建玉は、1銘柄あたりで保有できる上限を設定しております。

    ※いちにち信用売建サービスの場合、1顧客当たりの売建可能数量が銘柄ごとに設定されます。

    取引時間

    制度信用/一般信用買建(いちにち・無期限)・・・当日17時~翌営業日15時

    一般信用売建(いちにち・短期・無期限)・・・当日19時~翌営業日15時

    取引
    チャネル
    全チャネル

    WEB・MarketSpeed・スマートフォンアプリiSPEED(株)
    カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎ

    ※MarketSpeed for Mac、MarketSpeed nano、ガラケーiSPEEDは対象外

    ※IFA取扱口座のお客様を除く

    ▼短期・無期限の一般信用売建サービス開始方法

    短期・無期限の一般信用売建サービスを利用するには、楽天証券の信用取引口座開設が必要です。

    ~~以上、楽天証券のウェブサイトより抜粋~~

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    • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

    • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

     

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    ※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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