SBI証券が2014年4月下旬から、国内株式の期間指定注文における指定可能期間の拡張を実施する予定です。
今まで、「期間指定注文」の有効期間は、発注日を含めて最長7営業日まで指定することができました。
指定可能期間の拡張が実施された後ですが、「当日を含む最大15営業日間の期間指定」が可能になります。
以下、SBI証券のウェブサイトからの抜粋です。
国内株式の期間指定注文が最大15営業日まで可能になります!(2014年4月下旬予定)
お客さまからのご要望にお応えし、2014年4月下旬(予定)より、国内株式の期間指定注文における指定可能期間の拡張をはかります。
今後も、お客さまのご期待に沿えるよう、機能改善等に努めて参ります。
国内株式の期間指定注文の変更前後比較
現在 国内株式
期間指定注文の上限 当日を含む最大7営業日間の
期間指定が可能 画面サンプル
(4/10に発注する場合)↓
変更後(2014年4月下旬~予定) 国内株式
期間指定注文の上限 当日を含む最大15営業日間の
期間指定が可能 画面サンプル
(4/10に発注する場合)
▼ご注意事項
【期間指定注文の発注条件について】
期間指定注文が可能な条件に変更はございません。
-期間指定注文が可能な条件
・通常注文の指値のみ
・逆指値注文の指値・成行・執行条件付(引指・引成・不成)※ご注文のすべてが約定せずに一部約定になった場合、残りのご注文につきましては失効となり、翌営業日には引き継がれません。
※SOR判定により、発注市場がPTS(SBI PTS)と判定された場合には、自動的に「当日中」注文に変更されます。
■ 期間指定注文受付不可となる場合
-当社では、期間指定注文が可能な条件であっても、下記の日をまたぐ期間指定注文は承っておりません。・権利付き最終日と権利落ち日
・市場替え最終売買日を超える場合
・合併前の被存続会社の最終売買日
・契約締結前書面の改定があった場合
・金融商品取引所の取引規制等により委託保証金率の変更が行われた銘柄について、変更前に発注されたご注文がある場合
※当社臨時システムメンテナンス、または市場(取引所)の規制などにより期間指定注文を受付できない場合、もしくは期間指定注文を15営業日まで指定することができない場合があります。
PTS(SBI PTS)・単元未満株(S株)・転換社債のご注文は「当日中注文」のみのお取扱いになります。
指定可能期間が拡張されることによって、逆指値注文の使い勝手がよくなりそうです。
逆指値注文とは、株式売買における通常の指値注文とは逆で、指定した価格より株価が高くなったら「買い」、安くなったら「売る」という発注方法のことです。
逆指値注文を使うと「A株が10万円を下回ったら成行の売り」といった注文を出すことができます。株価が変動して、10万円を下回ると自動的に成行売りの発注が出され、それ以上損失を拡大するリスクを抑えられます。これが逆指値の代表的な使用例です。
いわゆるストップロスオーダーという手法ですね。ロス(損失)をストップさせるための注文方法です。取引時間中の株価を見ることができない方には重宝します。
今までは、ストップロスを目的として逆指値注文を入れる場合、期間指定を行うことで、発注日を含めて最長7営業日まで、その逆指値注文をほったらかしにすることが可能でした。期間指定を行うことで、毎日、逆指値注文をいれなくても、7営業日はほったらかしで大丈夫だったわけです。
指定可能期間の拡張が実施された後は、この7営業日が15営業日に延びるわけですから、個人投資家としては今より使い勝手がよくなるでしょう。
▼関連記事