▼ジュニアNISAとは?
2016年から株式投資において「ジュニアNISA」という新しい制度が始まりました。
ジュニアNISA口座では、未成年(0~19歳)を対象に、年間80万円分の投資枠から得られた株式譲渡益、分配金・配当金に対して、税金が非課税になります。
ジュニアNISA口座は、2014年から存在する通常のNISA口座の未成年版といえます。
さて、SBIネオトレード証券では、2016年2月15日からジュニアNISA口座の開設申込みが可能になりました。ただし、ジュニアNISA口座にて実際に株取引ができるようになるのは2016年4月からです。
以下、SBIネオトレード証券のウェブサイトからの抜粋です。
~~~
16/02/15 ジュニアNISA口座の開設受付を開始いたします
2016年4月からスタートするジュニアNISAの取引に先立ち、ジュニア口座の開設受付を本日より開始いたします。
▼ジュニアNISA口座の開設方法
ジュニアNISA口座の開設には、通常の口座開設とは別に、所定の書面等をご提出いただく必要があります。
口座開設の流れは以下の通りです。
- 未成年者の証券総合口座を通常の口座開設フォームから申込
- 当社から必要書類をメールで案内
- 必要書類を当社に返送
- 当社から税務署に申請
- 税務署からの通知を当社が受領後、口座開設手続を再開
- 口座開設完了後、当社から口座開設完了のご案内を転送不要の簡易郵便にて送付
~~以上、SBIネオトレード証券のウェブサイトからの抜粋~~
私は、ジュニアNISA口座の開設申込みについて、疑問点が難点か浮かんだのでSBIネオトレード証券に電話で問い合わせをしてみました。
以下の質疑応答は、私とSBIネオトレード証券のサポートセンターの方とのやりとりを、文章として書き起こしたものです。
Q1 (私からの質問)
未成年者は、SBIネオトレード証券さんでジュニアNISA口座を開設せずに、未成年口座だけ口座開設をすることができますか?
A1 (SBIネオトレード証券からの回答)
SBIネオトレード証券では、未成年口座単体での口座開設は受け付けておりません。未成年口座とジュニアNISA口座の両方を開設する必要があります。
Q2
未成年者がジュニアNISA口座の開設を申し込む際に、その未成年者の親は、SBIネオトレード証券さんの証券総合取引口座やNISA口座を開設しておく必要はありますか?
A2
SBIネオトレード証券では、親権者が証券総合取引口座やNISA口座を開設しておく必要はありません。ただし、未成年者がジュニアNISA口座の開設を申し込む際は、親権者の同意が必要となります。
Q3
極端な例ですが、子供が1歳でもジュニアNISA口座は開設できますか?
A3
開設できます
Q4
仮に子供が1歳だとすると、パソコンやスマートフォンの操作ができない子供の代理として、親がジュニアNISAの口座を開設手続きを進めることになりますが、よろしいでしょうか?
A4
大丈夫です
Q5
親が自分の口座でビックカメラの株を100株保有して株主優待を得ていると仮定します。子供がジュニアNISA口座を開設して、その口座で同じくビックカメラの株を100株買った場合、株主優待はもらえますか?
A5
大丈夫です。親御さんの証券総合取引口座でも、子供さんのジュニアNISA口座でも、両方とも株主優待をもらうことが可能です。
▼SBIネオトレード証券のジュニアNISA口座のメリットとデメリット
▼SBIネオトレード証券のジュニアNISA口座のデメリット
他のネット証券会社では、通常、未成年の株取引口座(未成年口座)とジュニアNISA口座は、必要に応じて、別のタイミングで開設することが可能です。
(例:先に未成年口座だけ開設しておいて、後で必要になったら追加でジュニアNISA口座を開設する)
しかし、SBIネオトレード証券においては、未成年口座だけ開設することはできません。未成年者が口座を開設しようと思ったら、必ずジュニアNISA口座も開設しなければなりません。
▼SBIネオトレード証券のジュニアNISA口座のメリット
他のオンライン証券会社では、未成年者が未成年口座やジュニアNISA口座を開設しようとすると、その証券会社で親権者が証券総合取引口座の開設を済ませておかないといけないパターンが多くなっています。
しかし、SBIネオトレード証券では、未成年者がジュニアNISA口座を開設するときに、親権者が証券総合取引口座やNISA口座を開設しておく必要はありません。ただし、未成年者がジュニアNISA口座の開設を申し込む際は、親権者の同意が必要となります。
▼関連記事
SBI証券の成人向けNISA口座では、株取引の手数料が無料となっている
マネックス証券、成人向けNISA口座およびジュニアNISA口座の株式手数料を無料化 【恒久】
GMOクリック証券においてジュニアNISAの株取引手数料はずっと無料
少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA) の詳細はこちら→NISAを知る _ 日本証券業協会