ネット証券大手6社の口座開設数ランキング 2008年8月分

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ネット証券6社の新規口座開設状況(2008年8月分)の順位表を作成しました。

▼ネット証券6社 新規口座開設状況 2008年8月分

順位 証券会社名

証券口座純増数

証券累計口座数 FX口座純増数 FX累計口座数
SBI証券 10,266
[うち対面取引口座-54]
1,724,133
[うち対面取引口座55,193]
非公開
楽天証券 5,020 767,596 非公開
3↑ マネックス証券

4,076

858,869

1,240

76,497
4↓ ジョインベスト証券 4,015 277,032 577 19,058
松井証券 2,747

747.281

405

51.353
auカブコム証券(旧カブドットコム証券)

2,281 637,142 522 20,023
合計 28.405
[うち対面取引口座-54]
5,012.053
[うち対面取引口座55,193]

比較表のデータは、各証券会社の開示情報から取得。比較表の作成者は当サイト管理人。

1位はSBIイー・トレード証券になっています。前月に引き続いての首位です。なお、7月の純増数は12,726でした。

2位は楽天証券です。前月は2位でした。7月の口座純増数は6,992でした。

3位はマネックス証券です。前月は4位でした。7月の口座純増数は5.502でした。

4位はジョインベスト証券です。前月は3位でした。7月の口座純増数は6.085でした。

5位は松井証券です。前月は4位でした。7月の口座純増数は3,650でした。

6位はauカブコム証券(旧カブドットコム証券)
です。前月は5位でした。7月の純増数は2,863でした。

ネット証券口座開設数を見ての感想

8月は日経平均株価が13,376円から13,072円に下落。東証マザーズ指数も510から464に下落しました。

8月の国内相場は不調であり、東証全体の売買代金も低迷しました。ネット証券の口座開設純増数も強烈に落ち込んでいます。

ネット証券各社の口座開設純増数や売買代金の落ち込みを見ていると、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)・SBIホールディングス・マネックスグループの株価が下落するのも納得です。

逆に、なぜ松井証券の株価がそれほど下がっていないのか理解できません。2008年7月に「松井証券が日経平均株価に採用」というニュースが出たことが好材料だったのはわかりますが、個人的にはその好材料がかすむくらい、売買代金の低迷は深刻だと思っています。

さて、私は2002年から株式投資を始め、6年間ネット証券業界を見続けて来ましたが、個人投資家の短期トレード資金はかなりFX業界に流れていってますね。

日経平均株価も新興市場も今年のように不調だと、株式投資で利益を上げるのは難易度が高いと言わざるをえません。

相場が下落基調のときは「売り」で儲ける腕がないと短期トレードで生き残るのはなかなか難しいと思われます。しかし、株の制度信用取引空売りには下記のようなデメリットがあるので、利益を出すのが難しい仕組みになっています。

  1. 売り玉の数が多くなり過ぎると逆日歩が発生する
  2. 貸借銘柄しか空売りができない
  3. 貸借銘柄であっても、いきなり証券取引所の規制で「空売り禁止」になることがある
  4. 一回の発注につき51単元以上の新規売の注文をする場合、価格規制がある
  5. 証券金融会社貸借取引貸株料を徴収される

これだけデメリットがあるので、日経225ミニやFXに個人投資家の資金が流れるのは当然でしょう。

一株式投資ファンとしては、
逆日歩が発生しない一般信用取引(無期限信用取引)のさらなる普及や「貸借取引貸株料の撤廃」を望んでいますが、なかなかそうならないのが現状です。

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ジェイコム男BNF氏は空売りをやっていない 【2008.7.9の日経新聞より】

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▼当サイト管理人 ネット証券マニア兜達也がおすすめする証券会社

私は以下の証券会社の口座を全て開設しています。どこの会社も口座開設費や口座維持費は無料ですし、証券会社にはそれぞれ特徴があるので、用途によって使いわけるのがいいでしょう。

  • 楽天証券・・・オンライン証券業界で株式売買代金が2位の会社です。マーケットスピード2の情報収集能力がすばらしい。楽天証券は有名な個人投資家「ジェイコム20億男BNF氏」のメイン証券会社です。

  • マネックス証券・・・IPOが単純明快な公平抽選ですから、新規公開株申し込み口座として活用すべきです。また米国株取引サービスに強みがあります。

  • auカブコム証券・・・IPOがシステム抽選で全てのユーザーに公平なチャンスがあります。また一般信用取引の売建可能銘柄の数が豊富なので、株主優待銘柄をつなぎ売りに使える証券会社です。

 

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※情報の内容に関しては正確性を期していますが、情報が古くなっている場合がありますので、各証券会社のウェブサイトで確認をお願いいたします。掲載している情報に誤りがあった場合、ご指摘いただけると幸いです。

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