9月28日、阪神電気鉄道の株が、またしてもストップ高となりました。
9月22日より4日連続です。やはり、「村上ファンド、阪神電鉄の株を27%取得」というニュースの影響は大きかった。
以下、9月27日の一日チャート図です。
■阪神電気鉄道 前日比+100 (+10.58%)
チャートを見てもらえればおわかりになると思いますが、今日は寄付きからストップ高状態となり、取引時間中は商いが成立しませんでした。
2日連続でストップ高比例配分です。
ちなみに寄付き前の気配値は「買いが1700万株」「売りが170万株」で買いが圧倒的でした。これが大引けのときには「買いが3650万株」「売りが690万株」となりました。
買い方にとっての脅威であった「村上ファンドによる数千万株の売り」は本日は出現しませんでした。
まだ、今回の大相場は終わっていませんが、当ブログの管理人の思うところを書いてみます。
【信用取引と逆日歩】
空売りは、難しい。
まず、空売りできる銘柄を探さなくてはならない。
貸借銘柄でないといけない。
そして、「新規売り停止」の規制がかかっていては、いけない。
また、逆日歩が発生するのが、空売りをさらに難しくさせる。
今回の阪神電鉄の相場は、村上ファンドの存在がなければ、1000円の株価を突破することがなく、売り方が勝っていたと思う。
しかし、村上ファンドの買い上げと、4日間で80円※という殺人的な逆日歩のせいで、売り方は踏み上げられています。
※9月26日から27日にかけて売り玉を持ち越した投資家は、1株につき80円の逆日歩を払わないといけません。1000株で80000円! 逆に信用買いの買い方は、逆日歩をもらえます。
今回の相場は買うなら、現物買いではなく「信用買い」が正解だったと言うパターンです。
信用売りが多そうな銘柄は、現金が余っていても、信用買いを選択すべき場合があるということですね。
【参考】
読売新聞:村上ファンド 阪神電鉄筆頭株主に
■当ブログの過去ログ
■9月27日16時阪神電鉄3日連続ストップ高。村上ファンドによる株式大量取得の影響あり。
■9月27日11時村上ファンドが阪神電鉄の株を27%取得