1月18日、ライブドアの粉飾決算疑惑を受け、日経平均株価は-464円の急落となりました。17日が-462円の下げでしたから、二日で900円以上下げたことになります。
悪いときには悪いことが重なるものです。16日夕方にライブドアへの疑惑が浮上してから悪材料が出まくりです。以下、全面安の背景となった材料の一覧です。
■1月16日16時 NHKがライブドアへの強制捜査の件について第一報を流す。
■1月17日後場 マネックス証券がライブドアの株券について、信用取引の担保掛目をゼロとする措置を発表。
■1月17日後場 ヒューザー小嶋社長が証人喚問にて、安倍晋三官房長官の政策秘書飯塚洋氏と関係があるかのように発言。
■1月17日後場 上記の悪材料を受け個人投資家が追い証投げ(18日も続いた)。
■1月18日未明 アメリカ市場でインテル・ヤフーの決算が予想より悪いと判明。
■1月18日 東証が注文処理数の限界が近いので、売買を緊急停止にするかもしれないと発表。この発表を受け、日経平均株価は一時700円を超える下落。そして東証は14:40に全銘柄の取引を停止した。
ライブドアが不正をしていたとしても、日本企業のファンダメンタルズが悪化したわけではない。完全に株式の需給の悪化による下落です。信用取引をしている投資家の投げ売りがいつ収まるか。それが問題です。
今後は信用取引残高をマメにチェックする必要があるでしょう。
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