1月9日、不動産ファンド運営のクリード 【東証1部:8888】が、東京地裁へ会社更生法の適用を申請し受理されたと発表しました。
いわゆる倒産です。負債は約650億円です。
これを受け、東京証券取引所は2009年2月10日付でクリード株を上場廃止にすると発表しました。
以下、帝国データバンクのウェブサイトからの抜粋です。
不動産運用、投資
東証1部上場
株式会社クリード
会社更生法の適用を申請
負債650億8100万円TDB企業コード:987648648
「東京」 (株)クリード(資本金43億3400万円、中央区日本橋室町1-8-6、登記面=千代田区内神田3-2-8、代表宗吉敏彦氏、従業員61名)は、1月9日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請した。
〜〜〜中略〜〜〜
連結ベースの事業構成は不動産投資が51.3%、不動産運用事業(私募ファンド、J-REITなど不動産ファンドの企画、マネジメントほか)が46.9%、その他1.8%となっていた(2008年5月期)。
しかし、サブプライムローン問題が顕在化して以降、不動産業界を取り巻く環境が大幅に悪化し、流動性の低下から厳しい運営を余儀なくされていた。
2008年11月14日には、2009年5月期の連結ベースの業績予想を当初の年売上高800億円から270億円に修正、経常ベースで80億円の損失を発表。先行き不透明感が増すなかにあって、債務の返済のメドが立たず、今回の措置となった。
さて、私は上場企業が倒産すると、必ず会社四季報を見ることにしています。「会社四季報で倒産した企業のページを見ること」を何回も繰り返していくうちに、どういった財務内容の企業が危ないのか感覚的に判ってくるからです。
四季報でクリードの2008年5月期の決算を見るに、クリードは総資産1196億円に対して、自己資本(株主持分)が229億円しかありませんし、有利子負債は879億円と巨大です。
利益剰余金は149億円のプラスになっていますが、営業キャッシュフローは70億円のマイナスになっています。
はっきりいって有利子負債が多すぎですね。これだけ有利子負債が多いと、直近の決算が黒字だったとはいえ倒産しても不思議ではありません。
クリードは金融不安のせいで保有不動産の売却が難しくなった上、銀行の融資の基準が厳しくなり資金不足のため債務の返済のメドが立たず倒産となりました。
なお、今年倒産した上場企業は、下記の2社です。
- 東新住建 ※
- クリード ※
※をつけた会社は不動産関連企業or建設関連企業です。新興不動産関連企業の苦境はまだ続きそうです。
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