マネックス証券には、米国株取引において配当金再投資サービスがあります。
配当金再投資サービスは、指定した銘柄に配当金が出た際、配当金の金額を上限に、同じ銘柄の買付注文が自動的に行われるサービスです。
配当金再投資サービスの他の特長を箇条書きすると、下記のようになっています。
- 注文条件・価格ですが、対象銘柄の前営業日終値の110%の価格で買付可能株数を算出し、当該価格にて当日中の指値注文を発注します。約定価格は取引所での約定価格です。
- 配当金再投資サービスを利用し注文が約定した場合、通常の米国株の取引と同様の手数料がかかります。
- 配当金再投資サービスはトレードステーションに対応していないので、パソコン、スマートフォンによるウェブブラウザから設定を行う必要があります。
- 特定口座だけでなく非課税口座(NISA口座)でも、配当金再投資サービスを利用することが可能です。
- 米国株の買付は外貨決済でも円貨決済でもどちらでもOK。
- 配当金再投資サービスは米国のDRIP(Dividend Reinvestment Plan)制度には該当しない。
ちなみに、マネックス証券の配当金再投資サービスに追加オプションを設定すると、預り金の資金も注文に充当できます。
追加オプションの設定をすると、配当金額だけでは買付株数に端数が出る場合、整数部分に不足する金額が預り金から自動で充当されて発注が行われます。
例えば、配当金額が1株の買付金額に満たない場合、預り金が充当されて1株の発注が行われます。
なお、配当金再投資サービスは約定した際、通常の米国株の取引と同様の手数料がかかるので、手数料面でのメリットはありません。
また、配当金再投資サービスは、米国のDRIP制度には該当しません。そのため、税制優遇の措置は受けられません。
通常の買付と比べてもコスト的な長所はないので、コスト削減のためにこのサービスを利用する理由はないです。
マネックス証券の配当金再投資サービスは、配当金再投資の複利の強みを追求するために、再投資を確実に実行したい人向けのサービスといえるでしょう。
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