阪神電鉄の株価は横ばい 株価上昇には村上ファンドの積極的な買い増しが必要

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10月12日の阪神電気鉄道の株価は、前日比+8円(+0.79%)の1,027円で終わりました。
11日に村上ファンドが阪神電鉄の株を約40%保有していたことが判明したので、取引開始直後は1060円を超える場面もあったのですが、後場でかなり値を下げました。
私は、タイガースのマジックが点灯した9月13日から阪神電鉄の株価をおってきましたが、一番おいしい時期は過ぎたのかなという感じです。マジック点灯直後の「今日も株価が10%以上、上昇するのか?するのか?」みたいな期待感はないですね。
村上ファンドが株の保有率を40%から51%に増やすとしても、今ある株数の2割増しくらいしか買い付けする必要がないわけです。ということは、阪神電鉄の株価は、よくて1200~1300円までいけばいい方なのかなあと。
まあ、今の株価より20%上昇すると考えればチャレンジする価値があるのかもしれませんが、村上ファンドが阪神電鉄から撤退するリスクを考慮すると私には買えません。
それにしても、阪神電鉄株は村上ファンドに伸るか反るかだけのギャンブルになってますな。ファンダメンタルズもテクニカルもあったもんじゃない。あるのは思惑だけです。
~~~参考;MACコンサルティング ウェブサイトのPDFより~~~~~~~
2005 年10 月11 日
株式会社 M&Aコンサルティング
阪神電鉄経営幹部との協議について
本日、代表取締役社長西川恭爾様をはじめとする阪神電気鉄道株式会社経営幹部の方々
と弊社代表取締役村上世彰が面談し、阪神電鉄の企業価値・株主価値の向上を目指す経営
施策について、具体的かつ率直に協議を行いましたので、その結果をご報告いたします。
なお、私どもは、あくまで阪神電鉄の株式を取得しただけでありますが、結果において、
阪神タイガースのファンの皆様、球団ご関係者の皆様に多大なご心配をおかけしてしまい、
誠に申し訳なく存じ、深くお詫び申し上げます。
1.私どもの考え方
上場企業は、株式市場を通じて「株価」という株主の経営評価を日々受けています。株
式公開企業(public company)の経営陣は、株主の負託を受けているという責任感のもと、
株主価値向上に努めながら経営執行する必要があります。
運輸を中核とし、流通、不動産、レジャーの分野に事業展開する阪神電鉄は、豊富な保
有資産等に比して、株価は低位に推移してまいりました。資産の有効活用等によって同社
の株主価値は確実に向上しうると考えます。
この基本的な考え方を改めてご説明申し上げました。
2.阪神タイガース球団の上場について
阪神電鉄の子会社である株式会社阪神タイガースについては、さらなる価値向上の具体
案として、ファンが株主になれる、球団の株式公開会社化を要望する私どもの考え方をご
説明いたしました。
球団の株式上場を目指す際には、公式ファンクラブ15 万人にアンケートを行う等、まず
ファンに賛否を問うとともに、例えば、株式購入に必要となる額が5,000 円程度となるよ
うに株式をできるだけ小口化するなど、より多くのファンの皆様がタイガースのオーナー
シップを共有できるように工夫する等のありうべきステップや課題解決策を村上が例示い
たしました。
また、上場は球団株主だけの優遇に繋がるという懸念は杞憂であり、そもそも顧客を顧
みずに株主だけ優遇しては事業として成り立たないこと、ファンの皆様や関係各方面のご
理解なくして実現はありえず、事の性急な運びは望んでいないことを申し添えました。
3.協議の成果
本日の協議で、企業価値・株主価値の向上という方向性において同意見であることを双
方にて確認することができました。
阪神電鉄経営陣の各施策をお聞きしたうえで、①阪神電鉄の業績向上に資すると思われ
る協業先候補企業のリストを私どもからご提供すること、②阪神電鉄の各事業価値の向上
策を私どもからご提案することの2 点については、経営幹部の方々も了解されました。
さらに、IR についても、今後、より一層充実されていくことをお約束頂きました。
なお、球団株式の上場については、阪神電鉄の株主にとって、上場しない方が阪神電鉄
の将来価値が高まるとのご意見でしたが、経営幹部の方々には、今後、引き続き、ファン
等の声に耳を傾けて頂くことについて同意頂きました。
4.今後について
今後は、前述の3.の成果に基づき、経営幹部の方々を窓口として、各事業部門につい
て私どもと株主価値の向上についての協議を継続してまいります。いずれかの施策を実施
に向けて推進することとなった暁には、執行にあたるのは経営陣の皆様であることは申す
までもなく、私どもは株主としての立場の範囲内で積極的に協力してまいる所存です。
以上
~~~~~~~~~~~~~~~
■当ブログの過去ログ
■10月11日村上ファンドと阪神電鉄がトップ会談 株価への影響は?
■10月7日阪神電鉄の株価は横ばい 日経平均の爆下げなど関係なし
■10月5日阪神電鉄の株価が乱高下 村上ファンドに関する情報が錯綜
■10月4日阪神電鉄2日連続ストップ高 村上ファンドの株式大量保有に個人投資家が追随
■10月3日村上ファンド、阪神電鉄株を38%取得 経営に決定的影響力
■10月3日阪神電鉄ストップ高。村上ファンドの株保有、3分の1超えた?

記事下

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