1月10日、任天堂の株価が前日比+680 (+2.39%)の終値29,150円と堅調でした。本日14時に、同社が2007年3月期の連結業績予想を大幅に上方修正する発表したからです。
修正後予想は、売上高が前回予想から21.6%増の9000億円、経常利益が同23.5%増の2100億円、純利益が同20%増の1200億円。期末配当予想も修正し、前回予想の330円から80円増の410円としています。年間配当は480円となる見込みです(前期実績は390円)。
ニンテンドーDSの予想販売台数も上方修正し、当初から300万台増の2300万台になる見通しです。ソフトも1800万本増の1億本に修正しています。
今日発表された業績予想をもとに計算すると、ファンダメンタルズ指標は下記のようになります。
- 予想1株利益は938円
- 予想PERは「29150円(現在の株価) ÷ 938円(1株利益)」で31倍
- 予想配当利回りは1.6%
ちなみに、ニンテンドーDSの日本国内の出荷台数ですが、2006年9月末時点で1152万台となっています。また、懐かしのファミコンの日本国内での累計出荷台数は1935万台、ゲームボーイの出荷台数は3243万台となっています。ニンテンドーDSの売上台数がどこまでゲームボーイに迫るのか注目ですね。
なお、任天堂の岩田社長曰く、「2008年3期は売上高1兆円を念頭に努力する」とのことです。同社の2006年3月期の売上高は5092億円であり、2年で売上倍増を狙うというわけです。いかにニンテンドーDSが大ヒットしたか思い知らされました。