10月6日の阪神電気鉄道の株価は荒い値動きでした。
以下、10月6日の一日チャート図です。
■阪神電気鉄道 前日比+6円(+0.58%)
日経平均株価の前日比-330円という激しい下げに全く関係のない値動きは、見ていてすがすがしいですね。
時間がある方は、下記のMACアセットマネジメント(通称:村上ファンド)のウェブサイトにアップロードされた記事を読んでおくといいと思います。
~~~以下、M&Aコンサルティング ウェブサイトのPDFより抜粋~~~
2005 年10 月6 日
株式会社 M&Aコンサルティング
阪神電鉄経営陣との協議開始について
本年10 月4 日、阪神電気鉄道株式会社の経営幹部と私どもは面談を行い、阪神電鉄の企
業価値・株主価値の向上を目指す経営施策について、具体的な協議を開始いたしました。
この協議において私どもが申し上げた事柄を、以下のとおりご報告いたします。
1.阪神電鉄の経営陣から株主価値向上に資する経営施策の提案がなされた場合、私ど
もは株主として全面的にサポートする所存です。
2.阪神タイガースは、ファンが株主になれる株式公開企業とすることにより、球団の
ブランド価値は一層高まるものと考えます。ファンが球団のオーナーシップを享受
し、ファンの出資がそのままチームの強化に繋がる仕組みは、ファンと球団との一
体感をさらに強め、ひいてはプロ野球全体の活性化にも寄与すると確信しておりま
す。
この点は、私どもが株主の立場で提言しているに過ぎず、実際に球団の株式公開を
目指す際は、推進役である経営陣、株主、選手をはじめとする球団関係者の方々、
タイガースファン、日本プロフェッショナル野球組織等、関係各方面のご理解が必
要であることは申すまでもありません。
3.阪神電鉄グループは、現在、その財務状態、営業活動によりキャッシュ・フローを
生み出す能力により、今後ともグループの成長を維持するために必要な運転資金及
び設備投資資金を確保していくことが可能であるとのことです(平成17 年3 月期の
有価証券報告書)。また、今般、私ども等が新株予約権付社債を株式に転換したこと
で償還資金の約220 億円も会社に残りました。もしも、将来において、これらによ
っては賄えない大規模な投資等が株主価値向上のために必要となり、その資金調達
として増資を行うべきときは、私どもにおいてお引受けする用意があります。
今後は、これらの事項をはじめとして、阪神電鉄の価値向上への経営施策について阪神
電鉄経営陣の方々と協議を重ね、具体的な成果として案がまとまり次第、ご説明申し上げ
たいと考えております。
なお、私どもと阪神電鉄経営陣の方々とが対立・敵対しているかのような報道が一部で
なされておりますが、このような対立・敵対の事実はなく、阪神電鉄の株主価値の向上と
いう共通の目標のもと、友好的に協議を行っていることを併せてご報告申し上げます。
また、私どもが阪神電鉄の過半数の議決権の獲得を目指しているとの一部報道もありま
したが、私どもは、投資対象となる会社の株主価値の向上に助力することによってリター
ンを得ることを目的とする純投資を行うものであり、その目的のために必要に応じて追加
投資を行いますが、議決権の特定の水準それ自体を目的とするものではありません。
以上
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■当ブログの過去ログ
■10月5日阪神電鉄の株価が乱高下 村上ファンドに関する情報が錯綜
■10月4日阪神電鉄2日連続ストップ高 村上ファンドの株式大量保有に個人投資家が追随
■10月3日村上ファンド、阪神電鉄株を38%取得 経営に決定的影響力
■10月3日阪神電鉄ストップ高。村上ファンドの株保有、3分の1超えた?