楽天証券の日本株取引サービスでは、1日の約定代金合計額で手数料が決まる「いちにち定額コース」という手数料体系があります。
楽天証券が 2020年12月7日から、この「いちにち定額コース」の手数料を値下げします。1日の約定代金合計額が100万円以下の場合、手数料は無料となります。約定代金が100万円を超える部分については、手数料は今までと変わりません。
新しい手数料は下の表のようになっています。価格は税抜です。
▼国内株式手数料「いちにち定額コース」
1日の取引金額上限 | 12月7日からの新手数料 | 12月6日までの手数料 |
50万円まで |
0円
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0円
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100万円まで |
0円
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858円(税抜)
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200万円まで |
2,000円(税抜)
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2,000円(税抜)
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300万円 |
3,000円(税抜)
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3,000円(税抜)
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以降、100万円増えるごとに税抜で1,000円追加・・・これは12月7日以降も変わりません。
上記の表を見てもらえれば判りますが、100万円までは手数料が0円となります。
2020年10月1日に、アクティブプランの株式手数料を改定し、約定100万円以下の手数料を無料化したため、楽天証券がこれに対抗して値下げを決定したものと思われます。
以下、楽天証券のウェブサイトからの抜粋です。
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国内株式手数料「いちにち定額コース」の無料範囲拡大! 1日あたり100万円まで無料!
2020年11月20日更新
2020年12月7日(月)取引分より、国内株式(現物・信用)にかかる株式取引手数料「いちにち定額コース」の無料枠を拡大し、取引金額100万円以下の取引手数料を無料にします。
旧:1日の取引金額50万円まで 0円
新:1日の取引金額100万円まで 0円今回の改定により、これまで以上に低コストでの株取引が可能となります。
~~以上、楽天証券のウェブサイトからの抜粋~~
楽天証券の「いちにち定額コース」ですが、「100万円まで手数料無料」になること以外にも、二つのメリットがあります。
まず、「いちにち定額コース」の一つ目のメリットですが、デイトレード割引(日計り取引 片道手数料無料)があります。
『いちにち定額コース』を選択している人は、1日で取引を手仕舞うデイトレードを行った場合、返済手数料が無料となります。
二つ目のメリットですが、「いちにち定額コース」の約定代金は、現物株取引と信用取引を合算して、計算が行われます。
他社の料金プランでは、現物株取引と信用取引を別口として計算して、それぞれに手数料がかかる証券会社もありますが、楽天証券では、そのようなことはありません。
日本株の取引数が多い方は、上記のことを考慮した上で、いちにち定額コースを選ぶか超割コースを選ぶか決めるとよいでしょう。
なお、楽天証券が2020年12月7日に、いちにち定額コースの株取引の手数料を改定するので、後日、当サイトの「一日定額制 株式手数料比較表」という記事を更新する予定です。
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