上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCI-エマージング)(1681)のメリット

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先日当サイトで「MSCIコクサイ、MSCIエマージングに連動するETFが東証に上場」という記事を配信しました。

この記事の続報です。2月24日に、「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」に価格が連動するETFである【1681】上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCI-エマージング)※が、東証に上場しました。

 ※【1681】は、上場インデックスファンド海外新興国株式の証券コードです。つまり、証券業界で1681といえば、上場インデックスファンド海外先進国株式を指します。

このETFは個人投資家にとって、なかなか画期的な金融商品ですので、紹介します。

では、なにが画期的なのか? 長所を挙げてみましょう。

▼【1681】上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCI-エマージング)のメリット

  1. 「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」はBRICsを含む新興国22カ国の株式で構成されている。つまり、【1681】上場インデックスファンド海外新興国株式を買えば、新興国22カ国に投資したことになる。
  2. 【1681】は東証に上場しているので、普通のネット証券の証券取引口座で買える。外国株の取引口座を新たに開設する必要はない。
  3. 東証に上場しているので、通常の国内株と同じ発注方法で売買ができる。逆指値などを使うことが可能。
  4. 日本円で買える。日本円を米ドルに変える必要はない。
  5. 特定口座で管理することが可能
  6. 信託報酬が0.2625%と比較的安い
  7. 東証に上場しているので、売買手数料は通常の国内株と同じ。
  8. 今のところ1万円程度から買うことができるので、安価な手数料で売買が可能。

これまで国内に上場しているETFでは、中国・インドなど単一国の株価指数に連動するETFはあったものの、新興国に広く国際分散投資ができるETFはありませんでした。新興国に分散投資ができる【1681】の登場は画期的といえます。

また、分散投資ができてもコストが高いETFになってしまっては意味がないのですが、【1681】はなかなか信託報酬も安くなっています。

なお、最低1万円程度から買うことができるのも、このETFのよいところです。下記リンク先のヤフーファイナンスのページをクリックすると判りますが、2月24日の【1681】の終値は、1,080円でした。

【1681】上場インデックスファンド海外新興国株式 – ヤフーファイナンス

1681は最低10単位から買うことができますから、株価が1080円のときに、最も小さい単位で買おうとした場合「1080×10」で、「10800円+買い付け手数料」が必要となってきます。

ちなみに、十万円以下のETFの売買手数料が安い順で、ネット証券を並べてみました↓

▼10万円以下の株取引の手数料ランキング

順位 会社名 売買代金10万円以下の場合の取引手数料 (税込)
1 松井証券 21円
2 岩井証券 84円
3 岡三オンライン 100円
4 リテラ・クレア証券 105円
4 コスモ証券 105円
4 クリック証券 105円

信託報酬も売買手数料も安いので、1681は新興国に分散投資をしたいと思っている個人投資家にとっては、購入を検討するに値するETFといえるでしょう。

なお、1681は空売りが可能な貸借銘柄です。ですから、これから世界の新興国の景気が悪くなると予想する人は、1681を空売りするという選択肢もあります。

▼関連情報

「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」の構成国 (平成22年1月現在)
ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ、エジプト、ハンガリー、インド、インドネシア、イスラエル、韓国、マレーシア、メキシコ、モロッコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、南アフリカ、台湾、タイ、トルコ

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