先日当サイトで「MSCIコクサイ、MSCIエマージングに連動するETFが東証に上場」という記事を配信しました。
この記事の続報です。1月29日に、「MSCI KOKUSAIインデックス」に価格が連動するETFである【1680】上場インデックスファンド海外先進国株式※が、東証に上場しました。
※【1680】は、上場インデックスファンド海外先進国株式の証券コードです。つまり、証券業界で1680といえば、上場インデックスファンド海外先進国株式を指します。
このETFは個人投資家にとって、なかなか画期的な金融商品ですので、紹介します。
では、なにが画期的なのか? 長所を挙げてみましょう。
▼【1680】上場インデックスファンド海外先進国株式のメリット
- MSCI KOKUSAIインデックスは日本を除く主要国22カ国の株式で構成されている。つまり、【1680】上場インデックスファンド海外先進国株式を買えば、日本を除く主要国22カ国に投資したことになる。
- 「上場インデックスファンド海外先進国株式」は東証に上場しているので、普通のネット証券の証券取引口座で買える。外国株の取引口座を新たに開設する必要はない。
- 東証に上場しているので、通常の国内株と同じ発注方法で売買ができる。逆指値などを使うことが可能。
- 日本円で買える。日本円を米ドルに変える必要はない。
- 特定口座で管理することが可能
- 信託報酬が0.2625%と比較的安い
- 東証に上場しているので、売買手数料は通常の国内株と同じ。
- 今のところ1万円程度から買うことができるので、安価な手数料で売買が可能。
これまで国内市場では、日本や中国・インドなど単一国の株価指数に連動するETFはあったものの、広く国際分散投資ができるETFはありませんでした。先進国に広く分散投資ができる【1680】の登場は画期的といえます。
また、広く分散投資ができてもコストが高いETFになってしまっては意味がないのですが、【1680】はなかなか信託報酬も安くなっています。
また、最低1万円程度から買うことができるのも、このETFのよいところです。下記リンク先のヤフーファイナンスのページをクリックすると判りますが、1月29日の【1680】の終値は、1,006円でした。
【1680】上場インデックスファンド海外先進国株式 – ヤフーファイナンス
1680は最低10単位から買うことができますから、株価が1006円のときに、最も小さい単位で買おうとした場合「1006×10」で、「10060円+買い付け手数料」が必要となってきます。
ちなみに、十万円以下のETFの売買手数料が安い順で、ネット証券を並べてみました↓
▼10万円以下の株取引の手数料ランキング
順位 | 会社名 | 売買代金10万円以下の場合の取引手数料 (税込) |
1 | 松井証券 | 21円 |
2 | 岩井証券 | 84円 |
3 | 岡三オンライン | 100円 |
4 | リテラ・クレア証券 | 105円 |
4 | コスモ証券 | 105円 |
4 | クリック証券 | 105円 |
信託報酬も売買手数料も安いので、1680は世界の先進国に投資をしたいと思っている個人投資家にとっては、購入を検討するに値するETFといえるでしょう。
また、1680は空売りが可能な貸借銘柄です。ですから、これから世界の先進国の景気が悪くなると予想する人は、1680を空売りするという選択肢もあります。
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