先日、当サイトで「中国株連動ETF、大証が上場発表」という記事を配信しました。10月23日から中国の株価指数に連動するETF「上海株式指数・上証50連動型上場投資信託」の取引が開始されています。このETFの通称は「上証50連動投信」です。
「上証50連動投信」は中国の上海証券取引所の主要銘柄の指数「上証50指数」に連動するように、野村アセットマネジメントが管理・運営しているETFです。
今日、大阪証券取引所が「上証50連動投信」を貸借銘柄に選定すると発表しました。以下、大証のウェブサイトからの抜粋です。
2007.11.26 貸借銘柄の選定:上海株式指数・上証50連動型上場投資信託 受益証券,ダブルクリック(株)
当社は,以下の銘柄を新たに貸借銘柄に選定しますので,お知らせします。
◆ 新貸借銘柄
実施日
コード
銘柄
所属
07/12/03
1309
上海株式指数・上証50連動型上場投資信託 受益証券
受益証券
07/12/03
4841
ダブルクリック(株)株式
ヘラクレス
「上証50連動投信」は10月23日に制度信用銘柄に選定されていたので、制度信用取引で信用買いができるようなっています。そして、12月3日から貸借銘柄になるので、制度信用取引で空売りもできるようになります。
今のところ、日本人が日本の証券会社を使って中国株の個別銘柄の信用取引をすることはできません。中国株関連でレバレッジ取引をしたければワラントを利用するくらいしか手段がありませんでした。「上証50連動投信」が貸借銘柄になったことで、中国株でレバレッジ取引や信用売りを行う選択肢が増えたことなります。
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