2017.9.13 Last Update!
ここ数年、日本と「中国・韓国・北朝鮮」との外交が不安定です。
また、北朝鮮がミサイル発射実験や核実験をたびたび行っているため、防衛関連銘柄・戦争関連銘柄・テロ関連銘柄の注目度が高まっているようです。
防衛関連銘柄をピックアップしました↓
▼防衛関連株
会社名
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備考
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石川製作所 |
段ボール製函印刷機主体の機械メーカー。繊維機械で出発し防衛機器も。 艦船が接近又は接触したとき爆発する機雷を生産している。
2017年8月31日に、航空自衛隊など航空機向けの電子機器を製造する関東航空計器を買収。航空機分野を取り込み、収益基盤の安定化を目指している。 |
豊和工業 |
産業用機械の老舗。工作機械が主力。火器、防音サッシなど防衛需要大。道路清掃車両で首位。 89式5.56mm小銃を生産し、防衛省に納入している。迫撃砲なども生産。 |
東京計器 |
航海・航空計器大手。防衛省向けのほかジャイロ・マイクロ波等で民需展開。 「捜索用レーダ装置」や「擬似電波発生装置」などを生産している。詳細は下記リンク先をクリック |
重松製作所 |
産業用防毒マスクのシェア高い。官公庁向けも実績。米国3Mと提携、防毒マスクをOEM供給。 防毒マスクの他に、保護めがねや防護服も生産している |
興研 |
防塵・防毒マスク2大メーカーの一つ。防じんマスク分野でシェアが大きい。 防衛省向けに防護マスクの独占供給を行っている。 医療機器分野へ多角化を進めている。 |
細谷火工 |
自衛隊向け照明弾、発煙筒大手。花火の火薬技術を生かしエアバッグ用など民間分野にも展開。
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旭精機工業 |
防衛省向け銃弾類主力から自動組み立て機、プレス機、ばね成形機など民需に展開。輸出も強化。 ■参考リンク 旭大隈工業「世界の主流」NATO弾を日本人向けに |
日本アビオニクス |
NEC系。防衛用表示機器、音響機器大手で防衛関連約4割。民需は赤外線、電子機器が中心。 防衛省から受注したバッジシステム(自動警戒管制組織)などを生産している |
日本製鋼所 |
大型鋳鍛鋼で世界有数の企業であり、電力・原子力向け製品が収益柱である。火砲を手掛ける。 戦車や艦艇の火砲やミサイル発射装置など、防衛関連機器の設計、製造、メンテナンスをおこなっている。 |
日油 |
油脂化学の先駆者。油脂技術ベースに、食用・工業用油脂、火薬、化成品など総合化学を志向。 「防衛用・民需用の発射薬」「防衛用ロケットやミサイルの推進燃料となるロケット用推進薬」を生産。湾岸戦争時には、パトリオットミサイル誘導装置をライセンス生産していた実績があり。 野戦砲用、戦車砲用、高射機関砲用、各種の銃砲弾用発射薬及び固体ロケットやミサイルの推進薬ならびにこれらの火工品の設計・製造・試験・評価を実施。 「防衛用発射薬 / 防衛用推進薬 / 空包填薬 / 弾頭炸薬 / ミサイル填薬 / 砲弾填薬」を製造。 |
三菱電機 |
総合電機大手。FA(ファクトリーオートメーション)が収益柱。空調「霧ヶ峰」や太陽光発電を含む家電、電力用半導体に特長あり。 イージス艦搭載システムの保守事業を請け負う。 ただし、2012年に防衛や宇宙関連予算で過大請求問題が発生した。
誘導機器 – 防衛省関連の製品としてミサイルを製造している。戦闘機用の中距離空対空ミサイルで、ライセンス生産ではレイセオンのスパローミサイル(AIM-7F)、自社開発では99式空対空誘導弾(AAM-4)、地対空ミサイルでは03式中距離地対空誘導弾(SAM-4)がある。 ・当サイト関連記事 イージス艦とは |
OKI (沖電気工業) |
通信機老舗。交換機依存から光通信網等総合サービス化、銀行ATMやプリンタ、EMSが柱。 社会システム事業の中で、防衛関連機器システムを提供している。 過去に、水中音響技術や耐環境性強化技術を活用した「ソーナーシステム」や「各種指揮命令通信システム」を開発したことがある |
会社名
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備考
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▼重工業系銘柄
重工業系銘柄・・・本格的な戦争が起こった場合には、軍事的に非常に重要な存在だが、普段の株価は値動きが重い。
会社名
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備考
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三菱重工業 |
通称「三菱重工(みつびしじゅうこう)」。総合重機トップ。発電所用の大型ガスタービンを始め、航空宇宙・防衛・産業機械など事業分野は幅広い。 主力製品は、船舶・エネルギー関連機器・産業機械・航空機・ロケットエンジンなどであるが、兵器製造の分野では防衛省への納入実績が長年にわたって第一位の企業であった。
しかし、2015年度の防衛装備庁の「中央調達実績額」によると、三菱重工は、川崎重工に追い抜かれて2位に転落した。
戦闘機・ヘリコプター・イージス艦を含む護衛艦・戦車などを製造している。 防衛省からイージス艦受注の実績あり。 |
川崎重工業 |
通称「川崎重工」、「川重(かわじゅう)」。総合重機大手で陸海空に展開。鉄道車両や中型ガスタービン、大型2輪等に強み。各種油圧機も。 米国ボーイング社との共同開発をはじめ、防衛省向け練習機、哨戒機、輸送機など、幅広い事業を展開。 さらに、ヘリコプタでは防衛省向けの世界最大級輸送ヘリコプタのほか、民間向けBK117を国際共同開発するなど、国内メーカーで多くの機種を製造している。 潜水艦、輸送機、対潜哨戒機、87式対戦車誘導弾、79式対舟艇対戦車誘導弾なども製造。 |
IHI |
会社名はIHI(アイエイチアイ)と読む。旧名は「石川島播磨重工業」。古い通称は、石播(いしはり)、播磨重工(はりまじゅうこう)。 同社は総合重機大手である。航空エンジンや発電用ボイラー、LNGタンク等に強い。 イージス艦受注の実績がある。現在海上自衛隊が保有するイージス艦「こんごう型護衛艦」の主機LM2500ガスタービンエンジンを防衛省に納入。1998年、イージスシステム塔載護衛艦「鳥海」を製作。 多連装ロケットシステムなどを納入。
2011年に防衛省からヘリコプター搭載護衛艦を800億円で受注している。
※防衛とは直接関係がないが宇宙航空研究開発機構(JAXA)とIHIエアロスペースでイプシロンロケットを開発している |
SUBARU |
2017年4月1日に社名変更を行った。現在の社名はSUBARU。
過去の社名は富士重工業だった。当時の通称は「富士重工」、「富士重(ふじじゅう)」。 第二次世界大戦終戦までは社名が中島飛行機だった。
トヨタが筆頭株主の自動車メーカーである。車名ブランドは「スバル」。4駆車や安全技術に強みがある。航空機部門あり。 防衛省にT5初等練習機、航空機模擬標的、無人偵察機システム、遠隔操縦観測システム※などを納入してきた。
※無人偵察機・・・無人機及び地上装置からなる。無人機はプログラム制御により飛行させることができる。 |
名村造船所 |
造船準大手、建造はバラ積み船が主。傘下に函館どつく。2014年秋に佐世保重工業を完全子会社化した。
佐世保重工業の通称は「佐世保重工」「佐世保重」である。 佐世保重工業は、佐世保に米軍基地があるためアメリカ海軍の艦艇修理に実績あり。また、海上自衛隊の艦艇の保守、修理なども手がける。 |
有事関連銘柄(軍需関連銘柄)はテロや戦争などが起こると株価が急騰しますが、ニュースを聞いた後で買いにいっても「後の祭り」になっていることが往々にしてあります。
株価が朝一番に高値を付けて、そのままズルズル右下がりになる「寄り天」になることもしばしばですので、注意が必要です。
■参考記事
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 軍需産業
▼参考記事
~~~以下、日刊ゲンダイDIGITALのウェブサイトより抜粋~~~
トランプが本当に大統領に選ばれたら、経済の先行き懸念により、世界同時株安は避けられません。ただ、トランプ勝利で業績がアップしそうな業界もあります。その筆頭は防衛関連です。トランプは『自国は自国で守れ』と主張しているので、防衛に絡む日本企業は忙しくなる・・・
~~~以上、日刊ゲンダイDIGITALのウェブサイトより抜粋~~~
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