イージス艦とは

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イージス艦とは、イージスシステムを搭載した艦船の総称です。駆逐艦や巡洋艦などとは異なり、軍艦の種別の1つではありません。正確に言えばイージス艦は「イージスシステム搭載の艦艇」となります。
非常に対空戦闘能力が優れていて艦隊防空の要となっています。ちなみにイージスとは、ギリシャ神話の中で最高神ゼウスが、娘アテナに与えたというあらゆる邪悪を払う盾(胸当)アイギス(イージス)に由来しています。
イージスシステムとはレーダーで目標物を察知し、それを処理(攻撃)するシステムの1つですが、コンピュータにより発見直後から多数の目標物に対し、自動的に兵器を選んで対応するという点でより防空能力が高く、特にミサイルからの脅威にさらされている国にとってはその存在価値は重要です。
イージス艦は、現在、ミサイル防衛においての使用も計画されています。ミサイル防衛(MD)とは、飛来する弾道ミサイルを人工衛星、レーダーなどで探知・追尾し、これを迎撃・破壊するためのシステムです。
2006年7月5日、北の国からミサイルが発射されたため、イージス艦とミサイル防衛構想への注目が集まっています。
イージス艦ですが、日本では、海上自衛隊において「ミサイル護衛艦」として4隻が運用されており、1護衛隊群に1隻ずつ配備されています。1993年3月に「こんごう」、1995年に「きりしま」、1997年に「みょうこう」、そして1998年に「ちょうかい」が配備されました。また、ヘリコプター搭載能力とミサイル防衛に対応した7,700t級のイージス艦二隻の配備が決定し、2005年8月24日に一隻目が進水しています。この艦は防衛庁の今津寛副長官によって「あたご」と命名され、2007年3月には就役を予定しています。また、現在配備されているこんごう級護衛艦一隻を弾道ミサイル防衛(BMD)対応にするための予算が平成16年度予算で認められました。
▼海上自衛隊が保有するイージス艦
こんごう・・・建造:三菱重工業長崎造船所
きりしま・・・建造:三菱重工業長崎造船所
みょうこう・・・建造:三菱重工業長崎造船所
ちょうかい・・・建造:石川島播磨重工業東京第1工場
あたご・・・建造:三菱重工業長崎造船所
DDG-178 (名称未決定)・・・建造:三菱重工業長崎造船所 竣工:※2008年(平成20年)予定
▼イージス艦関連銘柄
三菱電機・・・総合電機大手。イージス艦搭載システムの保守事業を請け負う。
宇宙・防衛分野に強みを持っており防衛エレクトロニクス分野での防衛庁契約実績は長年に亘り第1位を維持している。誘導機器 – 防衛庁関連の製品としてミサイルを製造している。
沖電気工業・・・通信機器の老舗。イージス艦搭載設備の関連銘柄。
三菱重工業・・・通称「三菱重工」。総合重機トップ。造船・原動機・航空宇宙・防衛・産業機械で他を圧倒。兵器製造で防衛庁への納入実績第一位の企業であり、戦闘機・ヘリコプター・イージス艦を含む護衛艦・戦車などを製造している。防衛庁からイージス艦受注の実績あり。
石川島播磨重工業・・・通称IHI(アイエイチアイ)、石播(いしはり)、播磨重工(はりまじゅうこう)。総合重機大手。イージス艦受注の実績がある。現在海上自衛隊が保有するイージス艦「こんごう型護衛艦」の主機LM2500ガスタービンエンジンを防衛庁に納入。1998年、イージスシステム塔載護衛艦「鳥海」を製作。
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