ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニーが運用している「SPDR S&P500 ETF」というETFが、3月24日、東京証券取引所に新規上場します。証券コードは1557です。
「SPDR(スパイダー) S&P500 ETF」は、アメリカ市場にすでに上場しているETFで、1993年に米国で初めてのETFとして設定され、純資産総額で世界最大のETFです。今回、東証にも上場することとなりました。
「SPDR S&P500 ETF」が連動を目指す「S&P500指数」は、米国の証券取引所に上場された代表的な500銘柄から構成される指数であり、世界の機関投資家に広く利用されています。
というわけで、個人投資家が「SPDR S&P500 ETF」を買うと、アメリカの株式市場に広く分散投資することができます。
ちなみに、「S&P500指数」に連動するETFとしては、東証において、2010年10月から【証券コード:1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)というETFが上場しています。
1547と今月上場する1557は同じ指数への連動を目指しているわけです。では、どこに違いがあるかというと、信託報酬が異なります。
1547は信託報酬年率0.168%です。1557は信託報酬年率0.0945%です。
1557は日本円で売買できますし、信託報酬もとても安いので、アメリカ市場の株式に分散したい個人投資家にとっては、選択肢の一つとなりそうです。
なお、今回、新規に上場する1557は、上場日の2011年3月24日に貸借銘柄に選定される予定となっています。貸借銘柄になると、信用取引で空売りができるようになります。
というわけで、これからアメリカという国の景気がよくなると思う方は、1557を買えばいいですし、逆に景気が悪くなると考える方は空売りすることも可能です。
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