三菱UFJ投信が7月20日に、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」という指数に連動するインデックスファンドをリリースすると発表しました。
新しい投資信託の名前は「eMAXIS 全世界株式インデックス」です。
「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」は、MSCI Inc.が開発した株価指数で、日本を除く世界の先進国・新興国の株式で構成されています。
というわけで、「eMAXIS 全世界株式インデックス」を買うと、日本を除く世界の先進国・新興国の株式に投資することができます。
- 三菱UFJ投信、「eMAXIS 全世界株式インデックス」を7月20日設定 ロイター通信
- 『eMAXIS 全世界株式インデックス』の設定について PDF 三菱UFJ投信ウェブサイト
今まで、日本の個人投資家が、外国株でインデックス投資を行う場合、先進国株式ファンドと新興国株式ファンドを自分好みの比率で買っていくのが一般的でした。
例えば、eMAXISシリーズだったら、「eMAXIS 先進国株式インデックス」と「eMAXIS 新興国株式インデックス」を買うという組み合わせです。この二つを買うことでも、日本を除く世界の先進国・新興国の株式に投資することができます。
今後は、「先進国」と「新興国」への投資金額の比率にこだわりがない人は、二つの投信信託を買わずに、「eMAXIS 全世界株式インデックス」一つで済ませばいいでしょう。
「eMAXIS 全世界株式インデックス」の登場は、外国株式市場への投資の選択肢が増えていいことだと思います。このインデックスファンドを開発した三菱UFJ投信さんは、なかなかいい仕事をしていますね。
eMAXISのライバルである、住信アセットマネジメントのインデックスファンド「STAM インデックスシリーズ」でも、「eMAXIS 全世界株式インデックス」のようなファンドがリリースされることに期待したいと思います。
なお、ロイター通信のニュース記事によると、「eMAXIS 全世界株式インデックス」の各証券会社での取り扱い開始日は、下記のようになっています。
会社名 | 「eMAXIS 全世界株式インデックス」の販売開始日 |
2010年 7月21日 | |
auカブコム証券(旧カブドットコム証券) | 2010年 7月23日 |
2010年 7月30日 |
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