TBSの株価は横ばい 村上ファンドの売りぬけ観測もあり

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10月14日のTBSの株価は、前日比+60円(+1.61%)と横ばいでした。
一時、380円高の4110円まで上昇したのですが、後場に大きく値を下げてしまいました。
今回のTBSと楽天の一連の騒動ですが、いろいろな要素がからまりあって、株価の予測をつけづらいため一本調子の値上がりにはならなかったのでしょう。
下記のように話題が豊富すぎます。

1・楽天からTBSへの経営統合の提案 (ニューメディア VS オールドメディア)
2・USENがTBS傘下の横浜ベイスターズ買収に乗り出す (これもニューメディア VS オールドメディア)
3・村上ファンドはTBSの株をまだ保有しているのか? (ファンド VS テレビ局)

3については、フジサンケイビジネスアイの記事が参考になります。

証券取引法上、上場株式5%超を取得した株主は、原則、五営業日以内に財務局への報告義務がある。
 ところが、銀行や証券会社、投資顧問など、一度に大量の株式売買を行う機関投資家が投資目的で5%超10%以下の株式を取得した際、三カ月に一度、各社が設定する基準日の翌月十五日までに提出すれば済む。

「TBS株大量保有報告 村上氏、現時点は不明 “時差”に見直し再浮上」より
よって、10月になって以降、村上ファンドが引き続きTBS株を保有しているかは判らない状況です。

市場では楽天が短期間に大量のTBS株を取得したことから「村上ファンドは既に楽天に保有株を売却したのでは」との観測が強い。

とのことです。
「村上ファンド、TBS株7.45%取得 9月末時点」より
この村上ファンドの売りぬけ観測は、TBSの株価にとって弱気材料ですが、強気材料もあります。
以下、14日の夜の共同通信の記事からの抜粋です。

楽天によるTBS株の15%超の大量取得を受け、TBSが友好的な大株主や地方系列局に対し、株の継続保有と買い増しを要請していることが14日、分かった。
~中略~
 要請先は同社に関連の深いメーカーなど企業数十社と全国の27の系列局。一部は既に、要請に応じたもようだ。ライブドアによるニッポン放送株の買収問題が浮上して以降、TBSは一部に追加保有を要請してきたが、今回あらためて協力を求め、「守り」を固めたい考えだ。

まあ、ともかく「M&A、オールドメディア、ニューメディア、野球、村上ファンド」と色々なキーワードがTBSの株価に影響してきますね。ニュースにすぐに反応のできるデイトレーダー以外は取引に参加しないのが無難でしょう。
■当サイトの過去ログ
■10月14日TBSの株価が上昇 楽天からの経営統合提案を受け
■10月13日TBSの株価がストップ高 楽天の株式大量保有報告を受け
■10月13日TBSの株価が急上昇 楽天と村上ファンドがTBSの大株主に
■10月8日TBSの株価が急騰 村上ファンド絡みの思惑が波及

記事下

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