株取引の私設市場に欧州最大手が参入 野村傘下のチャイエックス

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株式の私設取引システム(PTS)で欧州最大手の「チャイエックス・グローバル・インク」が日本に参入し、2010年夏をメドに日本株の私設市場を開設します。

日本株の私設市場の運営を担当するのはチャイエックス・ジャパンです。チャイエックス・ジャパンは、チャイエックス・グローバル・インクの日本法人です。

チャイエックス・グローバル・インクは、野村ホールディングスのグループ会社です。

以下、野村ホールディングスのウェブサイトにある発表文(PDF)からの抜粋です。

チャイエックス・グローバル、日本における私設取引システム開業準備について発表 (PDF 29KB)

 チャイエックス・グローバル・インク(以下、「CXG」)は、その日本法人であるチャイエックス・ジャパン株式会社(以下、「CXJ」)が、日本におけるPTS(Proprietary Trading System:私設取引システム)業務を2010年夏までに開業することを目指して、必要な監督当局への登録及び認可の申請準備を進めていると発表した。

 CXJの提供するPTSは、取引所における取引のように、参加者の売買状況が開示されて、継続的に対当される方式を採る。また、本年10月1日に株式会社日本証券クリアリング機構(以下、「JSCC」)が、2010年7月以降を目途にPTSにおいて成立する有価証券の売買を清算対象取引に追加するための制度改正等の認可を得る準備を進めていると発表したことを踏まえ、CXJにて成立する売買についてもJSCCによる清算の対象とする計画である。

 チャイエックスのアジア太平洋地域CEOであるRon Gould(ロン・グールド)は、以下のようにコメントした。「チャイエックスの高速・低コスト・高機能の取引システムは、欧州やカナダの投資家の取引執行コスト削減とパフォーマンス向上に寄与してきた。日本の市場にも同様の貢献をしたいと考えている。また、既に運営している私設取引市場においては、チャイエックスの持つ先進的な取引システムも一助となり、取引執行スピードを重要視する投資家が参加、運営する私設取引市場のみではなく市場全体の取引高を高めることに寄与している。日本においても、同様に市場全体の流動性向上に貢献していきたい。」

 CXJの代表取締役である、Joseph Meyer(ジョセフ・マイヤー)は以下のように述べた。
「JSCCの新業務や、来年初頭から稼動が予定されている東京証券取引所の次世代売買システムであるアローヘッドの導入により、本邦株式の取引執行のあり方は新しい時代に入ると考えている。欧米の市場においては、技術革新と取引所間の健全な競争は市場全体の取引高増加に寄与している。当社も同様に、既存取引所や他のPTSとの競争を通じ、市場の執行クオリティの向上に貢献していきたい。」

 CXGは、株式等の電子取引で高い実績を持ち、野村ホールディングス(株)を持株会社とする金融サービスグループである野村グループに属するインスティネット・インコーポレーテッドの傘下企業である。現在は、CXGの子会社であるチャイエックス・カナダ・ATS・リミテッドがカナダで私設取引市場を運営しているほか、アジア地域ではシンガポール証券取引所と合弁で機関投資家の大口取引のための私設取引市場を運営する会社である「チャイイースト」を設立、2010年半ばの開業を目指して準備を進めている。また、同じくインスティネット・インコーポレーテッドの傘下企業であるチャイエックス・ヨーロッパ・リミテッドが、欧州において私設取引市場を運営している。

以 上

PTSについて詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事が参考になります。

  1. 株式私設市場に欧州最大手が参入 野村傘下のチャイエックス・・・日経新聞
  2. 有利な気配値を選べ、日本株のPTS取引拡大-10月売買代金は最高・・・ブルームバーグ
  3. 株の私設市場、急拡大 ジャスダックに匹敵・・・日経新聞

チャイエックス・ジャパンの来年夏に開設予定のPTSですが、個人投資家でも参加できるのか今のところ判りません。

野村ホールディングスから続報が出たら、当サイトで記事に取り上げます。

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