2016年から株式投資において「ジュニアNISA」という新しい制度が始まります。今のところ、2016年4月から取引開始予定です。
ジュニアNISAでは、未成年(0~19歳)を対象に、年間80万円分の投資枠から得られた株式譲渡益、分配金・配当金に対して、税金が非課税になります。
さて、SBI証券がジュニアNISA口座における株式取引手数料を、2016年度は無料にすると発表しました。
ちなみに、SBI証券のジュニアNISA口座では2017年度以降の取引手数料がどうなるかまだ未定です。しかし、通常の成人向けNISA口座は株の取引手数料が2017年以降も無料となっています。
なお、SBI証券のジュニアNISA口座における海外ETFの買付手数料は、2016年は無料になります。ただし、海外ETFの売却手数料は通常通り手数料が徴収されるので、その点は注意してください。
以下、SBI証券ウェブサイトからの抜粋です。
2016年分ジュニアNISA手数料(国内株(売・買)・海外ETF(買))を【0円】で提供
▼2016年分のジュニアNISA手数料無料!(国内株(売・買)および海外ETF(買))
2016年からはじまるジュニアNISA。SBI証券では、ジュニアNISA口座での対象コースのお取引につきまして、国内株式(売・買)、および海外ETF(買)の取引手数料を無料にて提供いたします。
SBI証券は、現行の成人NISA口座では、SBI証券が主要ネット証券の中で、最も多くの方に選ばれております。※
ジュニアNISAにつきましても、SBI証券は全力で支援してまいります。ご期待ください!
※比較対象範囲は、主要ネット証券との比較となります。「主要ネット証券」とは、口座開設数上位5社のSBI証券、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、松井証券、マネックス証券、楽天証券(カナ順)を指します。(2015年3月末現在、各社公表資料等より、SBI証券調べ)
~~中略~~
▼ジュニアNISAの手数料無料についての詳細
以下の商品の取引手数料を無料として提供させていただきます。
■国内株式
手数料 売買代金にかかわらず、買付、売却ともに0円 期間 2016/4/1(金)受渡分~2016/12/30(金)受渡分 手数料無料対象商品・取引 ジュニアNISA口座(ジュニアNISA預り)での国内株式
※単元未満株取引(S株)は対象外となります。
※対象コースは、インターネットコース、IFAコース、ダイレクトコース、対面コースです。
※国内株式の非課税対象には、国内ETF、REIT、ETN、単元未満株(S株含む)も含まれます。また、IPO、PO、立会外分売も対象です。
■海外ETF
手数料 買付代金に関わらず0円 期間 2016/4/1(金)受渡分~2016/12/30(金)受渡分 手数料無料対象商品・取引 ジュニアNISA口座(ジュニアNISA預り)での海外ETFのお買付
※海外ETFの売却手数料は対象外となります。
※通常の外国株式取引(海外ETFを除く)には、通常時の委託手数料が適用されます。
※対象コースは、インターネットコース、プランA以外のIFAコース、ダイレクトコースです。(対面コースは対象となりません。)
~~以上、SBI証券ウェブサイトからの抜粋~~
今回、SBI証券が「ジュニアNISA口座における2016年度の国内株の現物株取引の手数料」を無料にすると発表しました。
ただし、ジュニアNISA口座において株式売買の手数料が無料になるのは、年間の投資額が80万円に達するまでです。80万円を超えてから、新たに株取引を行った分についてはジュニアNISAの非課税枠から外れるため、売買手数料が徴収されると思われます。
その際の売買手数料がいくらになるかは今のところ未定です。後日、SBI証券から手数料の詳細の発表があるでしょう。
なお、SBI証券は2015年8月から、ジュニアNISAの書類請求予約申込の受付を開始しています。
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