マネックス証券が2020年9月に自社のNISAサービスを改善しています。
下記のように多くの改善点があるのですが、個人的にはNISA口座で逆指値注文が使えるようになった点がありがたいです。
■主な改善点
- 逆指値注文など条件付注文が使用可能になりました。
- マネックストレーダーなどの株取引ツールでNISA枠の発注ができるようになりました。
- NISA取引のための資金振替が不要になりました。
- 投信つみたてに非課税枠使い切り機能が追加されました。
1 逆指値注文など条件付注文が使用可能になりました。
マネックス証券の通常の証券取引口座では昔から株取引において、逆指値・ツイン指値・連続売買・リバース注文・期間指定などの条件付注文が使えます。これらの条件付注文が2020年9月23日からNISAの発注でも使用可能になっています。
私のように投資信託の売買だけでなく、株取引の売買も行っている者には、ありがたい改善です。ストップロスオーダー注文が出せるので、取引時間中の株価を見ることができない状況になっても、安心感があります。
2 マネックストレーダーなどの株取引ツールでNISA枠の発注ができるようになりました。
以前はNISA枠で株を売買するには、ブラウザでマネックス証券のウェブサイトにログインして取引を行うのが通常の流れでした。
2020年9月からは、パソコン版のマネックストレーダーやスマートフォン用のマネックストレーダー、またマーケットライダープレミアムなどのツールでもNISAの取引が可能になっています。
3 NISA取引のための資金振替が不要になりました。
以前はNISA枠で株や投資信託を買おうと思った場合、まずマネックス証券の通常の証券取引口座に資金を入金して、そこからNISA口座に資金振替して、NISA口座の中で株を買うという手順になっていました。
口座が二つに分かれていました。いわゆる二元管理というものです。
2020年9月からは、口座が一つに統合され、一元管理になっています。マネックス証券の証券取引口座に入金した資金は通常の株取引でもNISAの株取引でも、どちらにでも使用可能です。資金振替の必要がなくなりました。
4 投信つみたてに非課税枠使い切り機能が追加されました。
投資信託の積立時に、積立買付額よりも残り非課税投資枠が少ない場合、残り非課税枠の金額で積立買付を発注する機能が加わりました。この機能を利用すると、非課税投資枠を無駄なく使い切ることができます。以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。
(例)月々5万円の積立を申込んでいるが、当年の非課税枠が残り4万円しかなかった場合
以下、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋です。
~~~
2020年9月23日(予定)にマネックス証券のNISAを大幅リニューアルいたします!
証券総合取引口座内でお取引いただけるようになり、マネックストレーダーや毎日つみたてを始めとした課税取引(特定・一般口座)で提供しているサービスをNISA取引でもご利用いただけるようになります。
リニューアルで便利になるマネックス証券のNISAをぜひご利用ください。
~~中略~~
改善される機能・サービスについて
NISA取引のための資金振替が不要に!
リニューアル後はNISA取引の前に資金をNISA口座に振り替える必要が無くなります。
証券総合取引口座に入金後、すぐにお取引いただけるようになります。※ジュニアNISAについては、出金制限があるため、引き続き証券総合取引口座からの振替が必要となります
例)注文画面
マネックストレーダーなどのツールも対応!
ウェブサイトだけでなく、マネックストレーダーやマーケットライダープレミアムなどのツールも同様にNISAでのお取引に対応します。口座区分でNISAを選択いただくことでご注文が可能となります。
例)マネックストレーダー株式 スマートフォン
NISAの株式注文が便利に!
・期間指定注文
最長1週間の期間指定が可能でしたが、最長30日間での期間指定が可能になります。
・条件付/リバース注文
スタンダード注文のみが可能でしたが、条件付/リバース注文が可能になります。
・SOR注文サービス
NISA口座でもSOR注文サービスをご利用いただけるようになります。
・アラートメールについて
株式約定アラートメールなどのアラートメールもNISA口座に対応します。
毎日つみたてがNISAでも使えるように!
2020年1月よりサービスを開始した「毎日つみたて」がNISA・つみたてNISA(つみたてNISAは月額指定のみ)でもご利用いただけるようになります。 1日100円ずつ積み立てる、といったコツコツ投資が可能となります。
投信つみたてに非課税枠使い切り機能を追加いたします
積立買付額よりも残り非課税投資枠が少ない場合に、残り非課税枠の金額で積立買付を発注する機能が加わります。この機能を利用すると、非課税投資枠を無駄なく使い切ることができます。
(例)月々5万円の積立を申込んでいるが、当年の非課税枠が残り4万円しかなかった場合
約8割のファンドに年率0.08%のマネックスポイントが付与されます
NISA口座で保有する投資信託の保有残高に対して付与されるポイントの付与率が、一部の銘柄について引き上げられるほか、取得対象となる残高や付与月が変更となります。
マネックス証券で取り扱う約8割のファンドについて、年率0.08%(※)のマネックスポイントが取得できるようになります。(※)月中の平均保有残高(評価額)に対して付与されます。
NISA・つみたてNISA、ジュニアNISA(課税未成年者口座を除く)の投信ポイント付与 変更点
リニューアル前 リニューアル後 内容 投資信託の保有残高に対し、毎月マネックスポイントを進呈 対象となるお客様 計測日時点において、投信保有ポイント対象である投資信託を保有されているお客様 対象商品 国内株式型投資信託 付与率
(年率)(A)通常 0.03% 0.08% (B)当社指定銘柄 0.03% (C)当社指定銘柄 0% 0% 取得対象となる残高(受渡日ベース) 月末時点の保有残高(評価額) 月中の平均保有残高(評価額) ポイント付与日 翌月23日ごろ 月末最終営業日の翌日
~~以上、マネックス証券のウェブサイトからの抜粋~~
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