2018年7月17日、GMOインターネットとあおぞら銀行が共同で設立したネットバンクの「GMOあおぞらネット銀行」が営業を開始しました。
同日から口座開設申込み受付を開始しており、早めに口座開設を完了させた人は8月初旬から実際に預金などの取引ができる見込みです。
筆者がこの銀行に注目しているのは、GMOあおぞらネット銀行には証券コネクト口座という、GMOクリック証券の口座と連動し、銀行口座の資金を株取引の買い付け余力に反映できる機能があるからです。
証券コネクト口座は、楽天証券と楽天銀行におけるマネーブリッジや、SBI証券と住信SBIネット銀行におけるの預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)に似たサービスです。
なお、GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の両方の口座を開設して、証券コネクト口座の設定を行うと、もらえる金利が通常より増加します。
証券コネクト口座の設定を行うと、普通預金の一年あたりの金利が0.110%(税引後年0.0876%)になります。
以下、GMOあおぞらネット銀行株式会社のウェブサイトからの抜粋です。
プレスリリース
2018/07/17
新しいインターネット銀行事業の開始について
2018年7月17日
各 位
GMOあおぞらネット銀行株式会社新しいインターネット銀行事業の開始について
「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」GMOあおぞらネット銀行株式会社(以下、当ネット銀行)は、高度セキュリティ認証、ブロックチェーン、人工知能(AI)、IoT、次世代メディアなどの活用と新たな顧客ニーズに対応した、次世代型インターネット銀行事業を2018年7月17日に開始いたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 当ネット銀行のコンセプトとビジョン
近年、インターネットバンキングの利用意向が、若い世代を中心に高まっていることに加え、スマートフォンの普及やFinTechの進歩により、キャッシュレス社会が到来しつつあります。また、昨年6月施行の改正銀行法により、銀行とFinTech事業者とのAPI連携が進み、より利便性の高い決済をはじめとする新しい金融サービスが誕生しつつあります。さらに、ブロックチェーン技術の応用により、より安全で安価な決済・金融サービスに向けたブレークスルーへの期待が高まっています。このような市場環境の下、当ネット銀行は、「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」を経営理念として、以下のコンセプトを具現化してまいります。
(1) EC事業者を含む中小企業・小規模事業者等のお客さまに、生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供する
(2) 個人のお客さまにITを駆使したスマートな次世代型機能とGMOクリック証券株式会社(以下、GMOクリック証券)と連携した魅力ある銀証連携サービスを提供する
(3) GMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)グループ、株式会社あおぞら銀行(以下、あおぞら銀行)グループと連携することに加え、外部のFinTech企業とも連携して、ユニークなサービスをスピーディーに展開する
(4) 低価格のサービス提供を実現するために、システムは最先端のIT技術を活用し、圧倒的なコスト低減を図る
~~以上、GMOあおぞらネット銀行株式会社のウェブサイトからの抜粋~~
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