11月26日、楽天証券・マネックス証券・SBI証券がインドネシア、タイ、フィリピン株式の「海外ETF」3銘柄を取扱開始すると発表しました。
以下の3銘柄です。
ETFの名前 | 特徴 | 信託報酬 (年率) |
iシェアーズMSCIインドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EIDO) | MSCIインドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックスへの連動を目指すETF | 0.65% |
iシェアーズMSCIタイ・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(THD) | MSCIタイ・インベスタブル・マーケット・インデックスへの連動を目指すETF | 0.65% |
iシェアーズMSCIフィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EPHE) | MSCIフィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックスへの連動を目指すETF | 0.65% |
インドネシアの株式に投資したい人は、EIDOを買えばいいです。タイに投資したい人はTHD、フィリピンに投資したい人はEPHEを選択することになります。
なお、これら三つのETFは米国市場に上場しています。よって、これらのETFの売買は、今のところ日本円ではできません。
証券会社の口座にログインし、日本円を米ドルに変えて、米ドルを使って売買することになります。
▼参考 ブラックロック・グループが運用するETF「iシェアーズ」のウェブサイトからの抜粋
~~~~~~~~~~~~~~
2010年11月26日
アジア新興3ヶ国(インドネシア、タイ、フィリピン)の株式指数に連動する海外ETF3本を日本市場に投入
- フィリピン株式市場に連動する世界で唯一*のETFが日本でも取引可能に -
【2010年11月26日 東京】 世界最大級の資産運用会社であり、上場投資信託(ETF)の分野で世界最大手のETFブランド「iシェアーズ」を設定・運用するブラックロック・グループ(以下、「ブラックロック」)は、アジア新興国のうち、インドネシア・タイ・フィリピン各国の株式指数に連動する3本の iシェアーズETFを、日本において販売される外国籍投資信託として新たに金融庁へ届出を行いましたので、ここにお知らせいたします。
今回届出を行った3本のiシェアーズETFは、それぞれMSCI Inc.が算出しているMSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス、MSCI タイ・インベスタブル・マーケット・インデックス、MSCI フィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックスの価格および利回りのパフォーマンスに概ね一致する投資成果(手数料および経費控除前)をあげることを目標としています。注目を集めるアジア新興国3ヶ国各国の株式市場へのアクセスを日本の投資家のみなさまにご提供します。今後、日本においても取扱い証券会社を通じて購入することができるようになります。
9月にはiシェアーズ MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンドの発行済受益証券口数が10億口の大台に達するなど、世界の投資家たちから注目を集める新興国ETF。今回投入するETFは、その中でも新興国の特定の国への投資を可能とするETFです。また、iシェアーズ MSCI フィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンドは、フィリピンの株式市場を代表する株価指数に連動するETFとして初めての商品であり (2010年10月末現在)、細分化する投資家のニーズに対応したファンドとなっています。
▼今回新規に届出をしたiシェアーズ
ファンド名 | 外国証券内容説明書(PDF) | ファクト・シート(PDF) |
iシェアーズ MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EIDO) | ||
iシェアーズ MSCI タイ・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(THD) | ||
iシェアーズ MSCI フィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックス・ファンド(EPHE) |
今回の金融庁への届出完了により、ブラックロックが日本で提供する iシェアーズの海外ETFは合計83本となりました。
—————————————————————————————————
*(出所)ETF Landscape Industry Highlights End October 2010, BlackRock、2010年10月末現在
連動する指数について
「MSCI インドネシア・インベスタブル・マーケット・インデックス」は、インドネシアの証券取引所に上場している株式の時価総額上位99パーセントを占める株式のパフォーマンスを測定するよう設計された浮動株調整時価総額加重平均指数です。
「MSCI タイ・インベスタブル・マーケット・インデックス」は、タイにおける広範囲の株式市場のパフォーマンスを測定するよう設計された浮動株調整時価総額加重平均指数です。対象指数は、主にタイ証券取引所(「SET」)で取引されている株式で構成されています。
「MSCI フィリピン・インベスタブル・マーケット・インデックス」は、フィリピンの証券取引所に上場している株式の時価総額上位99パーセントを占める株式のパフォーマンスを測定するよう設計された、浮動株調整時価総額加重平均指数です。
iシェアーズについて
iシェアーズはETF(上場投資信託)のトップ・ブランドです。株式、債券、コモディティにわたって、全世界で450本を上回るファンドが19の証券取引所で取引されています。iシェアーズは、普通株式のように証券取引所で売買されます。比較的低額の手数料、柔軟性の高い取引が行えるなどの利点を有しており、多くの個人投資家、機関投資家、ならびに販売会社となる金融機関の間で好評を博しています。iシェアーズは、株式の取引が可能な証券口座を有する証券会社等を通じて売買が可能です。iシェアーズは、年金や資産運用会社などの機関投資家、フィナンシャル・アドバイザーや富裕層の個人投資家などを中心にご利用いただいています(2010年9月30日現在)。
ブラックロック・グループについて
ブラックロックは、運用資産規模や運用資産の多様性など様々な面で世界トップクラスの独立系資産運用会社です。グローバルにわたる資産運用、リスク・マネジメント及びアドバイザリー・サービスを世界の機関投資家、及び個人投資家の皆様等に提供しております。ブラックロックは、ファンダメンタル運用及び定量的アクティブ運用から、世界の資本市場を広範にカバーするインデックス運用まで、幅広いソリューションをご用意しております。こうしたソリューションを、機関投資家向けの投資一任口座や投資信託、個人投資家向け投資信託や業界を牽引する規模を誇るETF(上場投信)ブランドのiシェアーズ等、様々な商品を通じてお客様にご提供しております。
ブラックロックでは、お客様のニーズにお応えすることが最も重要であると考えます。ブラックロックにおける運用に対する姿勢は、個人投資家から世界の機関投資家の皆様まで、お客様のご希望を常に最優先と考える企業文化に根ざしております。
ブラックロックの運用アプローチは、どのような市場環境においても優れたパフォーマンスを確保するべく、市場見通し、グローバルな規模とネットワーク、自社開発テクノロジー、徹底した情報の共有、厳格なリスク・マネジメントといった様々な要素を統合していくことにあります。
ブラックロックは、グローバル・ネットワークと各拠点でのクライアント・サービスを併せ持つグローバル企業です。お客様は北米、南米、欧州、アジア、オーストラリア、中東に広がっています。また世界24ヶ国60超の都市に拠点を構えています(2010年9月30日現在)。 2010年9月30日現在、ブラックロックのグローバル・ベースの運用資産額は3.45兆ドル(約288兆円)にのぼり、株式、債券、キャッシュ、オルタナティブ、不動産、アドバイザリー戦略と多岐にまたがります。また、ブラックロック・ソリューションズを通じて、幅広いお客様に対してリスク・マネジメント、戦略アドバイザリー及び運用システム・サービスをご提供しており、契約サービス資産額は総額約9.5兆ドルにのぼります。
~~~以上、iシェアーズETFのウェブサイトからの抜粋~~~
▼関連記事
イーマクシス ~三菱UFJ投信が低コストな新インデックスファンドを立ち上げ~