野村アセットマネジメントという会社があります。野村グループにおいて投資信託を中心とした資産運用業務を担っている会社です。
さて、野村アセットマネジメントが11月26日から、「Funds-iシリーズ」という新しい投資信託をリリースします。
「Funds-iシリーズ」は、株価指数の値動きに連動するように運用されるインデックスファンドです。
信託報酬は下記のようになっています。
▼「Funds-iシリーズ」の信託報酬一覧表 (数字はEDNETにあるPDFからの抜粋)
ファンド名 | ファンドの愛称 | 連動する株価指数 | 信託報酬 (年率) |
野村インデックスファンド・TOPIX | Funds-i TOPIX | TOPIX | 0.42% |
野村インデックスファンド・日経225 | Funds-i 日経225 | 日経225 | 0.42% |
野村インデックスファンド・外国株式 | Funds-i 外国株式 | MSCI-KOKUSAI指数 | 0.5775% |
野村インデックスファンド・新興国株式 | Funds-i 新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | 0.63% |
野村インデックスファンド・国内債券 | Funds-i 国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 0.42% |
野村インデックスファンド・J-REIT | Funds-i J-REIT | 東証REIT指数 | 0.42% |
野村インデックスファンド・外国REIT | Funds-i 外国REIT | S&P先進国REIT指数(除く日本) | 0.5775% |
野村インデックスファンド・新興国債券 | Funds-i 新興国債券 |
JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス─エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース) |
0.63% |
野村インデックスファンド・新興国債券・為替ヘッジ型 |
Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型 |
JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス(円ヘッジベース) |
0.63% |
野村インデックスファンド・外国債券 |
Funds-i 新興国債券・外国債券 |
シティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) |
0.5775% |
このファンドは、以下の証券会社で売買が出来るようになる予定です。
有名インデックスファンドの信託報酬比較表を作成しましたので、ご覧ください↓
▼有名インデックスファンド 信託報酬比較表
資産クラス | Funds-i | eMAXIS | STAM | CMAM |
国内株式(TOPIX) | 0.42% | 0.42% | 0.4725% | 0.3885% |
国内株式(日経225) | 0.42% | 0.42% | 0.42% | なし |
国内債券 | 0.42% | 0.42% | 0.42% | 0.3885% |
先進国株式 | 0.5775% | 0.63% | 0.63% | 0.525% |
先進国債券 | 0.5775% | 0.63% | 0.5775% | 0.525% |
新興国株式 | 0.63% | 0.63% | 0.6825% | なし |
新興国債券 | 0.63% | 0.63% | 0.63% | なし |
国内REIT | 0.42% | 0.42% | 0.525% | なし |
先進国REIT | 0.5775% | 0.63% | 0.6825% | なし |
全世界株式 | なし | 0.63% | なし | なし |
新興国債券 為替ヘッジ型 |
0.63% | なし | なし | なし |
(↑信託報酬が安い部分を、黄色で塗っています)
インデックスファンドはアクティブファンドに比べて、信託報酬が安い投資信託です。
信託報酬が安いので、個人投資家から見れば低コストですが、逆に証券会社から見ると販売しても利益がなかなか取れない投資信託です。
そんなインデックスファンドを野村グループが販売開始するということで、時代の流れを感じました。10年前には想像できなかったことです。
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