auカブコム証券(旧カブドットコム証券)、外貨建MMFの取扱い開始

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auカブコム証券(旧カブドットコム証券)が10月28日から、「外貨建てMMF」の取扱いを開始すると発表しました。

「外貨建てMMF」のMMFとはマネー・マーケット・ファンドの略で外貨建ての債券を中心に組み入れた「投資信託」です。

外貨MMFは、高い格付けの債券やコマーシャル・ペーパーといわれる優良企業が短期資金を調達する為に発行する無担保の約束手形といった短期金融商品を中心に運用され、安全性を高めた運用を目指す商品です。

外貨MMFは満期がなく、いつでも日本円に換金できます。少額から取引できる点も魅力的で「外貨預金」に近い商品性があります。

外貨MMFについて、より詳しく知りたい方は、下記リンク先のマネックスのウェブサイトをご覧ください。

外貨建てMMFとは

外貨MMFは、外貨預金に近い性質の金融商品です。

外貨預金する個人投資家は、「日本の定期預金の低金利はいやだ。オーストラリアドルなどの高金利でお金を運用したい」という方が多いですよね。

外貨MMFも「日本の定期預金の低金利はいやだ。オーストラリアドル建てのMMFなら高金利だから、豪ドル建てMFFに投資しよう」という個人投資家が多いです。

似たような金融商品なのに、外貨預金ではなくて、なぜ外貨MMFを買う人がいるのでしょうか。

実は、外貨MMFは外貨預金より投資する際の手数料が安いのです。また、為替差益が発生した場合、外貨預金は雑所得としての申告が必要ですが、外貨MMFは非課税扱いとなるため、確定申告は不要です。

外貨建てMMFと外貨預金との違いについては、下記リンク先のマネックスのウェブサイトをご覧ください。

外貨建てMMF 外貨預金との違い

結論 外貨建てMMFはどんな個人投資家に向いているのか

外貨を買って高金利を得たい場合ですが、ぶっちゃけて言うと、為替手数料は外貨MMFより、FXの方が安いです。

「では、FXの方がいいんじゃないか」と思うかもしれませんが、一概にそうともいえません。FXは為替差益が発生した場合に課税対象となりますが、外貨MMFは為替差益が発生しても非課税です。

また、FXは自分の資金以上の取引ができます(レバレッジを効かすことができます)が、外貨建てMMFは自己資金内でしか取引できません。外貨建てMMFはレバレッジを効かすことができないのです。

FXはハイリスクハイリターンの取引が可能なわけですが、「FXのようなハイリスクな取引は怖いけど、外貨の高金利には興味がある」という個人投資家が外貨建てMMFを選べばいいということになります。

また、「今みたいに円高のうちに、外貨に投資しておきたい」という個人投資家にとって、外貨建MMFは投資の選択肢の一つとなりえます。

以下、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2010年10月25日

「外貨建MMF」を主要ネット証券最低の外国為替スプレッドで取扱開始
~ 好利回り5通貨。購入手数料無料。円高局面で外貨投資のプラットフォームに好適。 ~

auカブコム証券(旧カブドットコム証券)株式会社は、2010年10月28日(木)から、「外貨建MMF」の取扱いを開始いたします。取扱通貨は米ドル、ユーロという主要通貨とカナダ・ドルや利回りが高い豪ドル、ニュージーランド・ドルの5通貨。auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の外貨建MMFは手数料無料に加え、主要ネット証券最低の外国為替スプレッドで提供いたします。

これにより、円高局面で外貨投資のチャンスとお考えの方や、ますます拡大していく外貨建商品の待機資金としてや、償還金や売却代金を任意のタイミングで換金し為替差益を狙うなど、この外貨建MMFを資産運用のプラットフォームとしてご活用いただけます。

●auカブコム証券(旧カブドットコム証券)の外貨建MMFの特長
<好利回りの「ニッコウ・マネーマーケット・ファンド」を取扱い>

国内で販売されている外貨建MMFの中で好利回りを維持する「ニッコウ・マネーマーケット・ファンド」をラインナップ。

【参考】一般的な銀行の外貨預金の金利は、米ドル0.01%、ユーロ0.10%、豪ドル・ニュージーランドドル0.50%程度です。

通貨名 金利
米ドル 0.182%
ユーロ 0.333%
カナダ・ドル 0.584%
豪ドル 4.020%
NZドル 2.555%

※10/25 現在の直近7日間平均利回り(税引き前)、米ドルベース。確定利回りではなく実績により変動します。

<少額からお買い付けいただけます>
1万円以上、1円単位でご購入いただけます。少額からはじめられます。

<購入手数料無料、外国為替スプレッドが主要ネット証券最低水準>
主要ネット証券最低の外国為替スプレッドで、銀行の「外貨預金(50銭~2円程度)」と比較しても割安。

証券会社
auカブコム証券(旧カブドットコム証券) SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券
M
M
F

米ドル建 ±20銭 ±25銭 ±25銭 ±25銭 ±20銭
ユーロ建 ±40銭 ±80銭 ±50銭 ±50銭
オーストラリア・ドル建 ±60銭 ±1円 ±70銭 ±70銭
ニュージーランド・ドル建 ±60銭 ±1円 ±70銭
カナダ・ドル建 ±60銭 ±80銭 ±80銭

※10/25現在 各社のホームページを参照し当社作成。 “-”は取扱なし。

※スプレッドとは、
外貨建MMFでは、申込・解約手数料は無料ですが、円貨から売買する場合設定時・解約時ともに「外国為替スプレッド」が発生いたします。(例えば、米ドル建MMFの場合外国為替スプレッドは20銭ですので、当社の定める実勢レートが81円の場合、外国為替スプレッド(20銭)を加えて、設定時は81.20円、解約時は80.80円となります。)

※銀行で販売している外貨預金をお申込になる場合も、円貨を外貨にする際(預入時)および外貨を円貨にする際(引出時)、外国為替スプレッドが発生します(その名称および外国為替スプレッドは銀行により異なります)。

●商品概要

銘柄名 ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド
対象通貨 米ドル、ユーロ、カナダ・ドル、豪ドル、ニュージーランド・ドル
管理会社 トータル・アルファ・インベストメント・ファンド・マネジメント・カンパニー・エス・エイ
投資方針 質の高い金融市場証券に投資することにより、元本を維持し流動性を保ちながら、好収益を得ることを目的とする。管理会社は1口当たり純資産価格を1米セント、1ユーロ・セント、1豪セント、1カナダ・セント、1ニュージーランド・セントに維持するよう最善を尽くすものとする。
買付単位 1万円以上1円単位
売却単位 1米セント単位、1ユーロセント単位、1カナダ・セント単位、1豪セント単位、1ニュージーランド・セント単位
取引日 ロンドン、ニューヨークおよびルクセンブルグ(さらにユーロ・ポートフォリオの場合フランクフルト、オーストラリア・ドル・ポートフォリオの場合シドニー、カナダ・ドル・ポートフォリオの場合トロント、ニュージーランド・ドル・ポートフォリオの場合ウェリントン、オークランド)の銀行営業日であり、かつ、日本の販売会社の営業日。
約定日/
受渡日
約定日:毎営業日15:00までの受注分は当日約定。15:00以降の受注分は翌営業日約定。
受渡日:約定日の翌営業日
売買手数料 なし。ただし、外国為替スプレッドがかかります。
約定為替
レート
インターバンクレート(三菱東京UFJ銀行の予約レート仲値を基準)を基準に当社が決定する実勢レートに外国為替スプレッドを加減したレート。
課税関係 月末分配金再投資の際に、20%の源泉分離課税。売却による為替差益は非課税です。
分配金 毎日実績分配として、毎月末に再投資されます。

~~~以上、auカブコム証券(旧カブドットコム証券)のウェブサイトからの抜粋~~~

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