アメリカ市場にはS&P500インデックス(えすあんどぴー ごひゃく いんでっくす)という株価指数があります。アメリカ合衆国の投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数です。
ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されます。
また、アメリカには、世界最大級の投資信託会社であるバンガード・グループ (en:The Vanguard Group Inc.) という会社があります。このバンガード・グループは、「S&P500インデックス」に価格が連動するETFである「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」を運用しています。
12月14日、この「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」が、日本のネット証券でも買えるようになりました。
VOOの信託報酬は年率0.06%と、すごく低コストになっています。
楽天証券とSBI証券では12月14日からVOOの売買ができるようになっています。また、マネックス証券では12月15日から売買が可能になります。
以下、ザ・バンガード・グループの日本法人である、バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社のウェブサイトからの抜粋です。
ETF(上場投信)とは「Exchange Traded Funds」の略で、株式など特定の市場の動きをあらわす指数(インデックス)に連動するようにつくられ、証券取引所で売買できる投資信託のことです。
バンガードのETFの大きな特徴は、「高いトラッキング精度(インデックスファンドとしての正確さ)」と「低コスト」です。
現在世界で、46本のバンガードETFを個人および機関投資家のお客様に提供しており、日本ではそのうち8本が金融庁への届出を完了しています。(2010年1月現在)
▼バンガード・S&P500ETF
ティッカー VOO ETF名称 バンガード・S&P500ETF ファンドの特徴とベンチマーク 米国の主要業種を代表する大企業の500銘柄で構成されるS&P500インデックスに連動した動きを目指します。 市場 NYSE Arca 日本語版ファクトシート
(概要報告書) –エクスペンス・レシオ
(総経費率・年率)0.06%
(2010年9月7日現在)外国証券 内容説明書 金融庁届出日 2010年12月13日 販売会社
(注:機関投資家の方はこちら)SBI証券
マネックス証券
楽天証券
(50音順)
なお、VOOは米国市場に上場しています。よって、VOOの売買は、今のところ日本円ではできません。
証券会社の口座にログインし、日本円を米ドルに変えて、米ドルを使って売買することになります。
日本円を米ドルに変えないといけないのが少し面倒ですが、信託報酬が安いので、アメリカ市場に投資したい個人投資家にとって、VOOの売買は検討に値するかもしれません。
▼参考 バンガード・グループとは?
以下、Wikipediaからの抜粋です。
バンガード・グループ (en:The Vanguard Group Inc.) – アメリカのペンシルベニア州バレーフォージに拠点を置く世界最大級の投資信託運用会社。
1976年にバンガード・グループ創業者ジョン・C・ボーグルにより個人投資家向けに世界初のインデックスファンドが発売された。「長期・分散・低コスト」での投資を提唱している。
バンガード・グループ元社外取締役に『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者として有名な現プリンストン大学経済学部長バートン・G・マルキール、現社外取締役としては『敗者のゲーム』の著者のチャールズ・エリスがいる。日本法人はバンガード・インベストメンツ・ジャパン。
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