1月4日に、東証の新売買システム「アローヘッド」が稼働を開始しました。
- 関連記事 東証の新売買システム「アローヘッド (arrowhead)」とは・・・株式用語解説
上記リンク先の記事でもお伝えしましたが、アローヘッドでは2009年までの旧システムに比べ、株価・気配情報等の情報配信時間が高速化されています。さらに、個人投資家に通常配信される板情報(気配値)が、上下5本から8本に増えました。
また、有料の情報ツールを使うことで、8本を超える全ての板情報を見ることが可能になっています。この全ての板情報のことを「フル板」と呼びます。
今のところ、個人投資家がこのフル板を見るための情報ツールは、下記の二つがあります。
この二つのツールは、それぞれ一長一短がありますので、機能の比較表を付くってみました↓
▼「マーケットスピードVer9.0のフル板」 と 「フル板情報ツール」の機能比較
| 名称 | マーケットスピードVer9.0のフル板 | フル板情報ツール |
| 一度に表示できる気配値の本数 | 初期状態では上下16本、32本、48本から選択が可能 表示気配値の本数を自由に指定することも可能。本数を自由に指定できるので、液晶ディスプレイの解像度が縦に大きければ大きいほど、多数の板情報を表示をすることができる。 |
上下8本もしくは上下16本から選択 上下16本より「上」もしくは「下」の気配値を見たい場合、ボタンをクリックしてスクロールする または、キーボードの「Page Upボタン」「Page Downボタン」「↑ボタン」「↓ボタン」などを使って上下スクロールする |
| 株式の発注機能 | 発注機能あり | 発注機能なし |
| ブラウザが必要か | マーケットスピードver9.0をパソコンにインストールして使うので、ブラウザには依存しない | ブラウザが必要。IE(Internet Explorer)上で動く 今のところファイヤーフォックスやOPERA上では動かない |
| フル板のウィンドウを複数開くことは可能か | 楽天証券のカスタマーサービスセンターに電話で問い合わせたのですが、原則としてフル板の多重起動はできないとのこと。 しかし、私が実験したところ、パソコンを複数台用意してマーケットスピードに多重ログインすれば、同時に複数のフル板を見ることが可能。 ただし、楽天証券はパソコンを2台以上使っての同時ログインを推奨していない。つまりマーケットスピードのパソコン複数台による同時起動は動作保証外。 |
可能。 IE8の場合、ウィンドウを多重起動すれば、フル板のウィンドウを複数同時に監視することが可能。 ただし私が実験したところ、IE6とIE7ではフル板の窓を多重起動することはできなかった。
|
| 月額利用料金 | 通常のマーケットスピードの利用料金とは別に1ヶ月あたり5250円 |
1ヶ月あたり315円 |
| 無料利用条件 | 当月(約定日ベース)に国内株式(PTS取引含む)の約定が200回以上で、その翌日から翌月末までの利用が無料 | 最初の1ヵ月は無料 また、条件に該当するユーザーは、条件に該当した月は無料で利用可能。
※ 新規公開株(IPO)、公募・売出株(PO)の購入は対象となりません |
| windows7のXP Modeで動作するか | 動作する。フル板を見ることが可能。 ※株式の発注ができるかは、私は動作検証していません。 |
問題なく動作する |
| 名称 | マーケットスピードVer9.0のフル板 | フル板情報ツール |
▼参考画面 マネックスの「フル板情報ツールを多重起動した画面のキャプチャ」
↓クリックで拡大可能
↑この画像では、一つのディスプレイに二つの窓を映しています。三つ以上の窓を起動することも可能です。
なお、ダブルディスプレイにも対応しています。
▼マーケットスピードの複数同時起動について
▼パソコン1台でマーケットスピードを同時に複数台稼働させる裏技を知りたい方は、下記リンク先の2ちゃんねるのスレッドをクリックしてください
↑書き込み番号「5〜14」に、マーケットスピードの多重起動に関する情報が記載されています。
▼以下、楽天証券ウェブサイトのQ&Aより抜粋
質問
マーケットスピードは、複数台で利用できますか?回答
お一人様につき1台のご利用が原則でございますが、複数台のパソコンにそれぞれマーケットスピードをインストールしてご利用いただくことは可能でございます。ただし、同一回線上に複数台のパソコンを接続して一斉にマーケットスピードをご利用になると、
株価等情報配信の遅れや不安定な接続状態を引き起こす要因にもなり、動作の保証はできかねます。
質問
複数のディスプレイでマーケットスピードを表示できますか?回答
『デュアル・ディスプレイ』、または『マルチモニター』と呼ばれる、1台のパソコンから複数のディスプレイを画面出力させる機能があります。の機能を使用して、1つのマーケットスピードを起動し、横(または縦)に引き伸ばして複数のディスプレイにわたり表示させることは可能です。
しかしながら、マーケットスピードはパソコン1台に対して1つのディスプレイで表示させる規格となっており、その上で正常に表示が出来るよう開発されたアプリケーションソフトです。
そのため、上記方法で表示された場合、動作保障は致しかねます。また、パソコンやディスプレイによって操作、設定が異なるため、操作・設定につきましては、取扱い説明書、パソコンメーカーに問合せてください。
※1台のパソコンで、インストールされた『マーケットスピード』を1つのモニターで起動し表示させた状態で、同時に別のモニターにもマーケットスピードを起動させて表示させることはできません。
▼この記事の結論
▼ マーケットスピードver9.0のフル板はどんな人におすすめ?
「マーケットスピードver9.0のフル板」はデイトレーダー向きです。
「マーケットスピードver9.0のフル板」は株式の発注ができたり、気配値の本数を自由に指定できたりします。マネックスのフル板情報ツールより高機能です。
しかし、マーケットスピードver9.0のフル板機能は、いかんせん月額利用料金が高い。この利用料金だと短期トレードを本気でやっている個人投資家でないと導入は難しいでしょう。
また、マーケットスピードのフル板を多重起動する方法は、下記の二つになります。
- パソコンを複数台用意して、同時にマーケットスピードにログインする
- 2ちゃんねるに載っている裏技を使って、1台のパソコンでマーケットスピードを多重起動する
「1」はパソコンを複数台導入しないといけないのでお金がかかります。「2」はマーケットスピードをサクサク動かすためには、スペックのいいパソコンを用意する必要があります。どちらにしても、ちょっと面倒ですね。
▼ マネックスのフル板情報ツールはどんな人におすすめ?
マネックスのフル板情報ツールは一般人の個人投資家向きです。
フル板情報ツールは株式の発注機能は付いていません。また、一度に表示できる気配値は、上下8本か上下16本のどちらかしか選べません。簡易的なツールです。
簡易的なツールですが、その分、利用料金は月額315円と安くなっています。この金額なら普通の個人投資家も利用できるでしょう。また、フル板情報ツールですが、最初の1ヶ月は利用料無用となっています。
そして、フル板情報ツールでフル板を多重起動するのは簡単です。1台のパソコンでも、Internet Explorer8のウィンドウを多重起動すれば、フル板を多重起動できます。
また、フル板情報ツールは低スペックのパソコンでも動きます。こういう気軽さは個人投資家にとって有り難いですね。マネックスのフル板情報ツールはライトユーザー向けといえるでしょう。
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