さて、「管理人が選ぶ2006年重大ニュース、ベスト3」の第1位を発表したいと思います。
2006年重大ニュース第1位 ライブドアショック
2006年1月16日、証券取引法違反容疑で東京地検特捜部がライブドア本社などに強制捜査を実施。翌17日の午後から株式市場が暴落を始め、18日には東証の売買システムの処理可能件数である450万件に迫った事から、異例の「全銘柄取引停止」措置となりました。
この事件を契機に会計監査の厳格化が起こり、新興市場の企業で下方修正が散見されるようになりました。そして、新興3市場の株価指数は底の見えない下落を続けることとなります。株式投資をやっている人間には避けて通れない事件でした。
また、この事件は株式投資を行っていた人間にはライブドアショックというよりマネックスショックという名で記憶に残るかもしれません。
1月17日の前場は新興市場の株価指数は下落していたものの、日経平均株価はプラスで引けていました。しかし、17日後場にマネックス証券が、ライブドアとライブドア関連銘柄の信用担保能力(掛目)をゼロとしたことをきっかけに個人投資家の投げ売りが急増。17日、18日の急落の大きな下地となりました。
事件後、マネックス証券には多くの批判が集まりました。その批判に応え、それまで「掛目ゼロを即日適用」できていた運用ルールを、「通知した日から起算して5営業日後の日に掛目ゼロを適用」に改定しています。
そんなマネックス証券ですが、「監理ポストに入った銘柄は掛目ゼロ」というルールを持っています。2006年12月18日、粉飾疑惑で日興コーディアルグループが監理ポストに入りましたが、監理ポスト決定となったその日、マネックスは日興コーディアルグループの掛目をルールどおり5営業日後にゼロにすると発表しました。翌19日、日興コーディアルグループの株価はストップ安となっています。
信用取引をやらない投資家には掛目は馴染みがないかもしれませんが、ときに株価へ重大な影響を及ぼすことがあるので掛目という概念を覚えておいて損はないと思います。
代用掛目とは・・・委託保証金代用有価証券の担保価値を評価する際に用いる現金換算率のこと。委託保証金が現金の場合、担保価値は100%と評価されますが、有価証券は価格変動リスクが伴うため時価に現金換算率を乗じた額で評価します。この率の上限は証券取引所が有価証券の種類ごとに定めています。(インフォシークマネーより)
さて、個人的に2006年を振り返ってみますと、今年はライブドアショックで多大な損失を出し結局それを取り返せず、株式投資人生4年目にして始めて年間損益がマイナスとなった年でした。信用取引で過大なレバレッジを効かせライブドアショックで急激な資産減少を経験。また、2005年に新興市場で大きな利益を上げた成功体験を捨てられず、新興市場銘柄への投資に囚われていたため傷口を広げました。来年は負けない投資方にこだわりたいと思います。
ちなみに、個人的な裏重大ニュース第1位は「クローズアップ株式 管理人、2月に16300円で任天堂株を売却」です。今でも任天堂の株価を見るたびに
;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ
となります。
株式投資では損失を出した一年でしたが、サイト運営の方はおかげさまで順調でした。たくさんの方に当サイトを見ていただきました。また、当サイトにリンクを張ってくださったり、記事の中で紹介してくださったサイト管理人様には大変感謝しております。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。それでは、みなさまよいお年を~