「どうする~? アイフル~♪」って言われてもですねえ、「お金を借りるか借りないか」の二者択一なわけですよ。
それだったら、借りないほうがいいなあと思う今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか。
今日、消費者金融大手アイフルの株価が前日比-1,000円(-12.20%)のストップ安となりました。
金融庁が、融資や取り立てをめぐり違法行為が多数あったとしてアイフルに対し、新たな顧客の勧誘、融資などに関する業務停止命令を出したと発表したからです。
昨今のお上の消費者金融業界に対する態度は厳しいものがありますなあ。
ただ、個人的には今回の問題より、グレーゾーン金利の動向の方が、消費者金融業界にとっては大事な気がするんですが。
グレーゾーン金利問題・・・消費者金融や信販、カード会社などの貸金業者の個人向け無担保ローンなどの金利の上限は二つの法律で規制されています。一つは利息制限法で、融資の元本額に応じて年15%~20%。もう一つが出資法で年29・2%です。利息制限法と出資法の間に存在する金利を「グレーゾーン金利」といいます。
一つの国で金利の上限に関する法律が2個あるわけです。おかしな話しですよね。
今後、消費者金融事業者は利息制限法を超えて受け取った利息を顧客に返還しないといけない可能性があります。
まだ、裁判所と政府の足並みがそろっていないので、利息の上限が20%に統一されるか29.2%に統一されるか決まっていません。
仮に、利息の上限が20%になったら、消費者金融業界はかなりのダメージを受けるでしょうね。