11月3日に名証セントレックス市場に新規上場したメンバーズですが、IPO初日は売り気配で初値が付かないまま取引を終えました。29万円の公開価格を30%下回る20万2000円まで気配値を切り下げて終わっています。
新規公開銘柄が上場初日を売り気配のままで終えたのは、2005年8月に同じくセントレックスに上場したエフェクター細胞研究所以来、約1年7カ月ぶりの出来事です。エフェクターは2005年度のIPOの中で、最悪の上場だったと伝説に残っています。ライブドアがらみでしたしね(当時はまだ堀江氏がいました)。
メンバーズの主幹事は楽天系列の楽天証券です。楽天証券は、去る2006年10月26日、名証セントレックス市場に新規上場したオプトロムの主幹事でもあります。オプトロムも公募割れでした。
セントレックス銘柄というのは元々リスクが高いのですが、楽天証券が主幹事だとIPOのリスクはさらに高まるといわざると得ません。私は楽天証券のユーザーなのですが、楽天証券にはIPO銘柄の質を高めてもらいたいものです。