先日、当サイトで「エフオーアイの株価が粉飾決算疑惑でストップ安」という記事を配信しました。
そのエフオーアイ社ですが、本日、東京証券取引所が同社の株を上場廃止にすると発表しました。2010年6月19日付けで東証マザーズの上場が廃止となります。
2009年11月に上場したエフオーアイ社ですが、上場から半年の廃止で、東証マザーズ上場企業では過去最短です。
以下、東証のウェブサイトからの抜粋です。
東証からのニュース
上場廃止等の決定について-(株)エフオーアイ-
2010/5/18 更新~~~前略~~~
株式会社エフオーアイは、平成22年5月16日に、平成21年3月期の財務諸表について、概ね「上場時に提出した有価証券届出書に売上高を過大に計上するなどした虚偽の決算情報を記載し、粉飾額は100億円規模に上がるとみられる」との報道の内容のとおりである旨、及び、当取引所への新規上場申請書類においても、虚偽の決算情報を記載し、上場申請時に提出し、上場承認を得た旨について開示を行いました。
新規上場申請書類に記載された虚偽の内容は、会社の状況を示す最も基本的な情報である決算情報に係るものであり、さらに、その規模は同社の新規上場直前事業年度である平成21年3月期の連結売上高118億円に対して100億円にも上るものであって、売上の大部分に係る極めて重要かつ巨額なものであったと認められます。
しかも、同社は、虚偽の決算情報であると認識しながら、新規上場申請書類において当該決算情報を記載し、上場申請時に提出し、上場承認を得ていたものです。
これは、新規上場申請に係る宣誓書において宣誓した事項について重大な違反を行ったものと認められるため、上場廃止が適当であるとの結論に至りました。
ちなみに、エフオーアイ社の新規上場の際の主幹事証券会社は、みずほインベスターズ証券でした。今後は上場時の審査を厳しくしてもらいたいものですね。
▼参考記事
斉藤社長、エフオーアイ新規上場時の審査は「東証としてできることやった」
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